日本語版が待ちきれず英語版CDを購入した。
今回のアルバムの一番の聴きどころは何といってもヘイリーが
ケルティックウーマンの一員としてどう歌うかだった。
最初の一曲を聞いてすぐ、この試みは成功だったと思った。
そして4曲目の「虹の彼方に」において確信は決定的となった。
このアカペラによる「虹の彼方に」はこれまでにないアンサンブルで
音楽監督のダウンズの編曲の妙に感心させられるが、彼はヘイリーの
美声を最大限に生かした編曲を行っている。
クロエの歌声の背後からヘイリーの高音の何と美しく響くことか。
思わず涙が出るほどで改めて彼女の声の美しさをかみしめた。
9曲目の「庭の千草(The Last Rose of Summer)」はメイブとのデュオだが、
これもまた大変美しい曲で、最初のアルバム「ケルティック・ウーマン」で
メイブが「ダニー・ボーイ」を歌っているがアイルランド民謡を美しく
歌わせたらメイブに敵う人はいないと思うが、ダウンズも心得たもので
メイブと声質が近いヘイリーを起用し二人の美声が見事にこの曲の美しさを
作り出している。
ヘイリーは全く彼女自身の個性で見事に応えてくれた。
グループの一員として見事に役割を果たした。
正に「新しい旅立ち」をケルティック・ウーマンに与えるものだった。
付け加えればソロよりアンサンブルの方が一層ヘイリーの声が
輝いていたように思う。ソロでは他のメンバーの歌の上手さに
軍配が上がるように思うのは酷だろうか。
あと、オーラの歌った「Carrickfergus」はこのアルバムの
一番のお気に入りでこれまでのアルバムで感じてたオーラの印象が
大きく変わるほどの美しい歌である。
また、リサの歌う「The Blessing」も彼女らしい可愛い曲で、
やはり歌手としてはリサが一番のお気に入りだ。
最後に、音楽監督(編曲)のデビッド・ダウンズの才能には毎回
脱帽させられる。本当に見事な曲ばかりだ。