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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
完全オリジナル版と初公開版の違い,
By ジョエル "ノーン" (東京都中央区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD] (DVD)
完全オリジナル版と初公開版の違い。この映画をまだご覧になっていない方が一番気になる点だと思うが、単純に長い、とか短い、だけの違いだけではない。オリジナル版でカットされた部分は、物語の主題にも大きく関わってくる重大なエピソードが入っており、これがあるかないかで全く主題が変わっているのだ。 端的にいえば、トトの人生の中で映画と同じくらい大切な存在であったある女性との別れについて、初公開版では 語られなかった事実の存在が明らかになる。その事実とはアルフレッドのある行為だった。 オリジナル版だけで明らかになるこの行為は、アルフレッドのトトに対する愛情には強烈な厳しさが伴っていたことを表現している。結果、ラストシーンにも、違った余韻を残すのである。 初公開版を見、男泣きに泣いた何年か後、劇場公開された完全版を見にいった。全く違う印象で驚いた。 冗長だし主題が乱れているな、という印象を当時は受けたのだが、あれから10年。 完全版は完全版で、初公開版とは違った人生讃歌が読み取れるようになった。 しかし、全く展開の違うどちらを見ても、それなりに色々なものを感じ取らせてくれる主人公のラストシーンの演技には脱帽。 すごすぎる。 どちらを最初にみるべきかといったら、初公開版を先に見た方がいいと思う。シンプルに泣ける。気になる方はその上でオリジナル版を。
45 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
帰らぬ日々について:別バージョンの初回上映版もオススメ,
By
レビュー対象商品: ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD] (DVD)
この映画については、初回上映版を推すファンとこの監督オリジナル版を推すファンに分かれます。どっちも好きな人も勿論いるでしょう。僕は初回版の方を推す立場なので、この監督オリジナル版は60分のエピソードが足されている「別バージョン」という評価をしてますが、「完全版」という作品の完成度を評価するように聞こえる言葉を売り文句にされると、誤解の種があるだろうと思ってます。戦中・戦後のTVが家庭に登場する以前、映画館が庶民にとってパラダイスだった時代への郷愁が、主人公(映画監督)の幼少時代や苦い初恋の思い出と並行して語られるこの映画。誰もが涙する映画館の最後のシーンに「戻らぬ時間」を思い、そして畳み掛けられるラストでもう一度映画の素晴らしさを思い出し、大きな感動が与えられます。 こういう構成を取っている以上、「戻らぬ時間」は辛くても戻ってきてはならないのですが、そのことを再確認するためにだけヒロインと主人公は再会するんですね。やはりこのエピソードはプロデューサーに削られても致し方ないだろうというのが僕の意見です。「時間は戻らない」ということは、それまでに散々描かれてるのですから。 この映画を見た20代の頃には気づきませんでしたが、この再会のロマンスを挟まずにいられなかったのは、当時20代(!)だった監督の若さのように思います。40手前のオサーンになって自分なりの「戻らぬ時間」を何時の間にか抱えてしまった今になってこの監督オリジナル版を観ると、やっぱりこのエピソードは無い方が「締まる」し、苦さの味がコク深いように思うのです。そして、この苦さがあるから、ラストの感動が深まるのではないでしょうか。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
映画(館)好きなら涙なしでは観られない。,
By
レビュー対象商品: ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD] (DVD)
劇場で初回公開版(短縮版)と長尺版を観てどちらも大泣きしたが、このDVDでも涙をこらえることができなかった。街の古びた映画館の暗闇の心地よさを知っている人の心の琴線に触れる超傑作である。現在DVDで入手できるのは短縮版と完全版の2種のようだ。短縮版の方が映画(館)への愛により光があてられている構成であるのに対し、完全版は長尺化することで、映像文化・テクノロジーの変遷だけでなく、戦後の貧しさから脱却していくシチリアの社会の変化、そして主人公の少年・青年そして中年へのほろ苦さを含んだ成長の軌跡が鮮明となり、大河ドラマの風格を増したと思う。古きものが去る必然と感傷も。 エンニオ・モリコーネの音楽が最高。パット・メセニーの名盤「ミズーリの空高く」で採り上げられている程だ。
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