Givingの精神は誰もが学ぶべきで、とても素晴らしいことです。
特にITなどで成り上がった方々には社会奉仕の感覚を学んでほしい。
しかし、この本ではいかんせん、誰かにぶらさがっている女性のたわごと感が拭えていません。
簡単にいってしまえば、本当に苦労して何かを築き上げた人間が持つ説得力が無いのです。
特に序章は何かが鼻につく文章で、「私苦労して頑張ってきたのよ」という主張が行間から立ちのぼっています。
「元編集者」を肩書きにするのならば、もう少し立ち位置を考えて書かれたほうがいいような気がしました。
序章以降も何か鼻につく、相容れないものを感じていたのですが、読み進めていくうちにわかりました。
このかたは「奉仕活動から他で得られない達成感、エクスタシーを感じる」と仰っています。
つまり「困った人に奉仕することは当然」でなく、「困った人に奉仕している自分が好き」なんですね。
それでも結局他者のためになるので構いませんが、こういう方がいるから
「ボランティア活動は偽善」といわれがちなのかもしれないと感じました。
途中の不動産事情などは興味深かったです。