かわいい映画でした。
ストーリーは、古いビルが立ち並ぶイーストサイド8番街。周囲は、地上げされ、取り壊されて、近代的なビル建設のため、工事が進んでいるが、一軒だけ、もう、倒れそうな古いアパートに、まだ何人かが立ち退かずに、というか、立ち退けない住人が数人、住んでいた。しかし、地上げ屋に嫌がらせを繰り返され、ついに、一階で、カフェを営んでいる老夫婦のお店が壊された夜、宇宙から突然小さな円盤のような生物(?)が現れて。。。。
随分、昔の映画という印象になってしまいました。80年代って、本当に、はるか、遠いものですね。当時は、スティーブン・スティルバーグ制作総指揮ということで、話題になったと思うのですが、今の今まで、まったく観ておりませんでした。
宇宙人、ま、この場合は小さな円盤との友情とか、奇跡的なハートフルストーリーとか、当時のスピルバーグらしすぎる、のですが、ジェシカ・タンディの痴呆症が進んで、現実を観ずに、彼女の好きな世界に生きているかわいいおばあさんっぷりや、そのおばあさんが、急に、現実に立ち返る演技など、この大ベテラン女優が、この映画に深みを与えていて、勧善懲悪、超ハリウッドなんですが、それだけでない何かを醸し出しています。
彼女のことは、一番、ドライビング・ミス・デイジーの印象に残っていて、あの時に、すでに80歳を超えておられたと思ったのですが、調べると、94年に亡くなっていました。全く、知りませんでした。
女優というのは、良い職業だなと思うのは、良い演技をしていて、それが残っていると、少なくとも、その映画では、永遠なんだな、なんて、感じました。一つの何の変哲もない映画に何かしら深みを与えるという女優は、そういないし、その存在が、奇蹟なんでしょうね。この映画の素敵なかわいらしさは、やはり、彼女の存在で、それを観れるというのが、なにかしら、観客に幸せをくれるような気がします。
お子様と一緒に家族全員が楽しめる、そんな映画でした。