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ニューヨーク・ニューヨーク (第2巻) (白泉社文庫)
 
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ニューヨーク・ニューヨーク (第2巻) (白泉社文庫) [文庫]

羅川 真里茂
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 370ページ
  • 出版社: 白泉社 (2003/06)
  • ISBN-10: 4592884299
  • ISBN-13: 978-4592884293
  • 発売日: 2003/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
名作! 2004/10/9
形式:文庫
少なくとも私にとっては、『ゲイ』という観念に初めてふれた作品だったように思います。彼らもまた普通に(そしてこの普段、意識することなく使っている「普通」という言葉に、ゲイの人たちばかりでなく、誰もが苦しめられているように思うのですが)、愛する人との幸福な人生を求めているだけだという当たり前のことを教えてもらったように思います。
そして、カミングアウトや偽装結婚、エイズ、いわれのない人々の差別や非難の目といったゲイをめぐるさまざまな問題にも目をひらかされました。この作品を読んだ後、ゲイについて書かれたものを読み、彼らにとってカミングアウトすることが自分で自分を受け入れるという、自己肯定につながる大切なものであるということも知りました。

さらに、羅川さんの描く、少女マンガの世界ではちょっと骨太で、生きた人間を感じさせるような重量感のある絵が、舞台となっているニューヨークという舞台としっかりとマッチして、この作品をより深いものにしていたように思います。

個人的には、クールでファニーなゲイのJB、ケインとメルの養女となったエリカ、そしてケインの両親、ジョージとエイダが大好きでした。特にエイダが、自分の中の偏見を認め、それを取り除き、息子であるケインとその恋人メルを受け入れようとする姿に、心を動かされました。

こう書いている私の中にも、偏見があるかもしれない。けれども、少なくともこの作品を読んで、ゲイだとか何だとかという枠組みを取り外して物事を見るようになりたいと強く感じました。

マンガという枠を越えた「ゲイシーンの名作」だと思います。

このレビューは参考になりましたか?
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この作品を読むきっかけは友人の協力な後押しだった。最初は同性愛者の話としか把握していなかったので、読むのを拒んでいた。そう、私は同性愛者をテ-マとした書物が非常に苦手なのである。きっかけは昔別の友人に借りた同人誌に掲載されていたやおい漫画。ひたすら続く同性のセックスシ-ンに嫌悪感を抱いたからである。しかし、この作品は全く違っていた。主人公はメルとケインの二人。この二人が出会う事から始まるこの作品。彼等はすぐに惹かれあい、親密になる。でも、そこからがこの話の見所である。ケインは自分がゲイであることを両親にすら打ち明けられない。これは、ゲイに対する周囲の認識を恐れているからである。この作品はゲイの認識に対する社会的問題を交えて彼等の葛藤や、両親の理解、多面的に物事を捕らえ、忠実な心理描写を創りあげている。後半部分になると、もう同性愛などという枠にくくっていた自分が馬鹿らしくなってきてしまう、そんな作品である。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 朱花
形式:文庫
私はこの作品を読むといつも、泣き叫びたいような感情に襲われます。
彼らの恋が切なすぎるからでしょうか。

ゲイの、社会における立ち位置をしっかりと考慮して、残酷なほどリアルに描かれているはずなのに、主人公二人の恋はどこまでも美しくて、切ないです。
付き合いたてには浮気を平気でしていたケインに、流されやすくしかしケインに縋るしかないメル。
ゲイだということをなかなか周りに言えなかったり、告白したらしたらで周りから嫌悪される…。
時々胸が痛くなるほど、その描写はリアルです。
けれども、その中から本当の愛とはなんたるものか…を語りかけて来るような、そんな作品です。

特に最終章は、涙なしには読めない(と私は思った)つくりになっていると思います。
偏見に負けず、自分たちの本当の愛を貫いて散って行った彼らは、同性だということが気にならないほど、美しいものでした。
BLが好きな方はもちろん、知らない方でも、試してみる価値はある作品だと思います。
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