本書319ページに掲載されていた「ハーレム高級地にあるトミーズハウス」のうたい文句をそのまま鵜呑みにし、一か月そこの宿にお世話になったものです。
4週間の間に私が経験したことは下記のようになります。
- 週に一度の発砲事件(パンパンパンという音やバズーカのような鈍い音。常連さんの一人が、「ああいつものことよ。」としたたかに言ってました。
人間不思議なもんで慣れてきます。 滞在最終日には男女1名ずつが撃たれる事件が起こり、
警察官の数だけでも50人ぐらいは目撃しました。)
- 同建物に8人ぐらいの警官が侵入してきた事件
- 別館には泥棒が入り、日本人観光客が出てきた泥棒と鉢合わせ
- 室内の停電3回
- トイレづまり3回
- 床浸水 3回 (常連さんの話だとこれまたいつものことだそうです。)
- ほぼ野放し状態 (家のものほぼすべて壊れています。掃除も住人まかせ。クレームを言うまで、トイレットペーパも用意していない状態。
初日にはねずみ色のバスタオルと古くなったフェイスタオルを渡されると思います。)
これが”ハーレムの高級地”(!)に位置するトミーズハウスの実態です。実際はプロジェクトと呼ばれる低所得者の高層団地に囲まれた立地にあり、朝と夜の顔ががらりと変わるところでもあります。高級地にあるなどと吹聴していますが、これは全くのデタラメです。ちなみにこの地域に住んでいる現地の住民達から得た情報によると、90年代まではたった5ドルのために人が殺されていたところでもあります。
135ページに経営者のお二人が写真つきでわざわざ出てくるところから、本の作成にこの方々が関与しているのは明白であり、そういったことからも正しい情報が流れていないのでくれぐれも注意したほうがようかと思います。特にアポロシアターに関する記事ももちろんトミーズハウスのお二人が書かれているのでかなり美化されており、それを勘違いして歌手を夢見てくる子が多いのが現状です。ゴスペルやらアポロシアターツアーやら、歌のレッスンやらで散々お金を巻き上げられるのがオチなので気をつけて下さい。やっていることはかなりアクドイです。(苦笑)
その他以外においては、旅行ガイドとしてはいい本だとは思います。しかし、くれぐれも私のように「地球の迷い方」にならぬよう、正しい情報を
選び抜いて活用するとよいかと思います。
ちなみに3度目に停電になった時、いちお様子を見に来たのはいいもの、現地の人を電話で呼び出したあとはほったらかしにされました。真夜中まで待ったのにどちらからも連絡なし。あとは仕方なく自力で直しました。