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ニュートリノの夢 (岩波ジュニア新書)
 
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ニュートリノの夢 (岩波ジュニア新書) [新書]

小柴 昌俊
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商品の説明

内容紹介

2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴先生が、研究の道のりとニュートリノ物理学を語る。神岡と出会い、カミオカンデを構想し、性能のすぐれた観測装置につくりあげていき、そして世界初のニュートリノ観測。恩師・朝永先生や旧友・晝間氏、弟子の戸塚氏らへの思いとあわせて、楽しく心打たれる物語になっている。

内容(「BOOK」データベースより)

2002年にノーベル物理学賞を受賞した著者が、研究のみちのりとニュートリノ物理学を語る。神岡と出会い、カミオカンデを構想、性能のすぐれた観測装置につくりあげていき、そして世界初のニュートリノ観測へ。朝永振一郎先生や弟子の戸塚氏らへの思い、若い世代への期待もあわせて、楽しく心打たれる物語になっている。

登録情報

  • 新書: 176ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2010/1/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4005006469
  • ISBN-13: 978-4005006465
  • 発売日: 2010/1/21
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By In人
形式:新書
超新星爆発のニュートリノをカミオカンデで捕らえた小柴昌俊博士による自叙伝。ニュートリノは、昨年から速度が話題となっているが、この本では、小柴昌俊氏の幼少期から、ノーベル章受賞までとその後の経緯を実に面白おかしく語っている。ニュートリノは直訳すると、「中性微子」らしいが、普段は聞いたこともない、このようなニュートリノに関する雑学まで身に付く内容だ。
本書の第1行目は、1987年2月23日で始まる。この年月日は超新星爆発が観測された日を表している。小柴博士に関しては、生まれた日から、幼少期や苦しみもがいて努力した少年時代、屈辱の徴兵検査、一高・東大・東大大学院からロチェスター大学での博士号取得までもが描かれている。当時の東大大学院に入るには試験がなかったことや留学先で支給された生活費が東大教授の月給よりも多かったことなど、今となっては知ることができない貴重な内容が時代的背景と共に述べられている。結果論ではあるが、小柴昌俊氏が生まれてから博士号を取得したり、カミオカンデを建設していた最中にも、16万光年先から放出されたニュートリノは地球を目指して進行していたわけだ。
登場する人物も朝永振一郎氏を中心に南部陽一郎氏などの出会いが取り上げられているため、物理学の重鎮の人となりを知ることができる。観測衛星の名前にまでなったチャンドラセカール教授にも会って教えられたなど、実に多くの有名人が登場する。お見合い・結婚式・伊勢丹で購入した模型飛行機・秘書の採用・東京教育大学学長室で飲んだ焼酎やウイスキーの話などに絡めて人とのつながりを覆い隠さず記述しているため、マスター取得後、企業に就職するか、さらに進学するか悩んでいる大学院生に世渡りの術を示してくれる内容となっている。
ニュートリノに限らず、戦後の社会的な背景から米国の研究文化など、本書から得られる知識は豊富である。国民の血税がカミオカンデ、スーパーカミオカンデへと投入されている。税金の使われ方を知るためにも納税者として本書は読んでおいた方がいいだろう。
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