最近「CSR(企業の社会的責任)」が注目されている。近年、企業の不祥事が多発しているが、その根本原因は戦後の豊かさを求めた政策が経済的価値観だけを煽り立てたことである。結果、倫理観を失った拝金主義、個人主義等の価値観ばかりが蔓延り「儲かれば何をしても良い」という発想に繋がっている。だから経済活動を行う前提で今まで軽視されがちであった企業の使命である「社会貢献という責任」を思い起こそうと言うものだろう。むろん反論する道理もないし、是非とも推進すべきことである。しかしさらに掘り下げて考えれば、直ぐにでも効果抜群のCSR実戦方がある筈だ。
企業の不祥事が多発しているのは事実だが、その前に日本国民全体が倫理観を失っていることに気づかねばならない。その要因は様々あろうが二大要因と言うべきものが国民万民に関わる「公教育」と「テレビ」だろう。公教育には世間の批判も高まっているが、テレビの醜悪性に気づく人はまだまだ限られている。テレビ局も企業なのだから「CSR」と言うのなら、「もっと為になる番組をつくれ!!」と言いたい。ニュースはワイドショー化して左翼思想に偏向し(中でもニュース23の筑紫哲也は最悪である)、バラエティ・ドラマ等々の殆どが人間を堕落させる内容ばかりである。大衆迎合というのか、楽しければ視聴率も稼げるのだろうが、そんな低俗なテレビ番組が倫理観を喪失した視聴者をつくっていることを自覚してもらいたい。特に小さな子どもは無防備である。親の躾で制御できれば良いが、テレビのおかげ?で大人になりきれない親が溢れるのだから今やそれも期待できないだろう。さらにそんな醜悪な番組に「視聴率」という指標だけでスポンサーになる企業も同罪だろう。そんな企業が「CSR」と世間受けするイイ恰好をするのだから、馬鹿馬鹿しくて社会が良くなる筈がなかろう…。テレビ改革が一番の「CSR」である。