新人アナウンサー越谷秀巳と、憧れの先輩アナウンサー設楽貴成。
越谷は設楽のようなアナウンサーになりたいと気負って緊張して、周囲から評価されても自分はミスをしたと落ち込んだり反省したり。褒め言葉は嫌味やお世辞だと思ってしまうようなプライドの高さ(と言うか自意識過剰?)
で、憧れの設楽と言えば、越谷を「好み」だの「愛人に欲しい」だのと軽口ばかり。設楽にハメられて着ぐるみで天気予報をやらされたり、そんなことに苛立ちつつも、結局は設楽の評価が気になる越谷は、ひとことひとことに反応するし、いつしか設楽の言葉にドキドキするようになる。設楽の過去を知ってからは尚更。
越谷にはまだ足りないものがあると設楽が言っていたことを知り、それが何なのか知りたくて、売り言葉に買い言葉的に愛人になると言ってしまう……
設楽さんのカッコいいんだけど軽い感じが、最初は何だかなぁ、と思ってたんですが、読み進めていくうちに妙に納得できます。結局ちゃんと求愛してるんですよね、うん。愛人云々のところでも、ちゃんと逃げ道を用意してくれていたり、無理強いはしないで紳士的です。
大小違いはあれど、何かしら心に傷持つ二人が惹かれあい、愛し癒しあっていく感じがよかったです。サラッとしている中にぐっとくるところがある、佐々木さんの持ち味が出てます。
理由もなく楽しく男の子同士でエッチしてるだけって話に物足りなさを感じる方は読んでみたらどうでしょう。