英語などとは違い、ヒンディー語のようなマイナーな言語を勉強するための教材というのは選択肢が非常に限られてきてしまう。そんな中にあって、ちゃんとした著者がちゃんと書いた信頼のおける本ということで、『ニューエクスプレス ヒンディー語』は強くお勧めすることができる。半分素人のような人が書いた怪しげなヒンディー語の本を書店などでも見かけるが、お金と時間の無駄なのでやめておいた方がいい。
ただし、この本について若干問題だと思う点もいくつかある。第一に、各課が会話形式になっているので、会話を成り立たせるためにまだ習っていない文法事項(ただし、後の課で説明される)がバンバン出てきてひどく困惑させられる(例えば、第4課で学習する命令形が、第3課の会話の中に出てくる)。少なくとも前半部分は、無理に会話形式にしなくてもよかったのではないだろうか。第二に、レベルを抑えるために説明がいまいち詳しくない。あまり詳しく説明すると内容が難しくなってしまい、売れなくなるという心配があったのかもしれない。
いずれにしろ、これから真面目にヒンディー語を勉強しようと思う人とっては買って損はないだろう。