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ニホンオオカミは生きている
 
 

ニホンオオカミは生きている [単行本]

西田 智
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「100年前に絶滅」とみなされているニホンオオカミが生存!? 大
分の祖母山系で謎の動物に遭遇し、写真撮影に成功。在野の野生動物研究家によ
る執念のオオカミ追跡ドキュメント!

内容(「BOOK」データベースより)

「100年前に絶滅」とみなされているニホンオオカミが生存!?大分の祖母山系で謎の動物に遭遇し、写真撮影に成功。在野の野生動物研究家による執念のオオカミ追跡ドキュメント!未公開の写真9枚も一挙掲載。

登録情報

  • 単行本: 279ページ
  • 出版社: 二見書房 (2007/06)
  • ISBN-10: 4576070967
  • ISBN-13: 978-4576070964
  • 発売日: 2007/06
  • 商品の寸法: 19 x 12.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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39 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヤマボー トップ500レビュアー
形式:単行本
著者は元教師で、鳥類を研究するかたわら野生動物にも興味を持ち、独自に研究を続けている人物。仮説として著者は考える。日本にはニホンオオカミと家イヌの他に、ヤマイヌという別種の生物がいるのではないか。そしてニホンオオカミも絶滅していないのではないかという前提のもとに九州地方の山岳地帯を探索して回った。

2000年7月。著者はニホンオオカミらしき野生動物に遭遇する。写真撮影に成功した著者はこれらの写真を研究者に送り、意見を交し合う。イヌ科動物を専門に研究している識者の間でも意見は割れた。ニホンオオカミに間違いないという説、オオカミ犬であるという説、四国犬であるという説。著者はこれらの写真をあらゆる角度から科学的に精査し、ニホンオオカミであると結論づけた。

そもそもオランダのライデン博物館に収蔵されているニホンオオカミの剥製が、タイプ標本になっているわけだが、それとて本当にオオカミだったのかどうかなどわからないのだ。DNA鑑定ではイヌとオオカミは区別がつかないという。外見上限りなくニホンオオカミであっても、特定するためのキーは頭骨を調べるしか方法がない。比較のしようもないほどニホンオオカミの輪郭はあいまいなのである。写真に撮られた個体を殺して頭骨を調べ、ニホンオオカミであると科学的に確定できたとしても、その時点で絶滅・・ということにもなりかねない。科学のジレンマである。

感情に走らず、冷静に科学的解釈を求め、真摯な姿勢で研究をされている著者に頭が下がる思いがする。日本の山深くにオオカミが生息している可能性はゼロではないのだと実感できた。生きていて欲しい気持ちでいっぱいである。
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25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
執念の労作 2008/1/24
形式:単行本
読み物としても充分楽しめる。ニホンオオカミ(?)との出会いはとてもドラマチックだ。ニホンオオカミと山イヌが違うと言う説は新鮮で 説得力もある。以前から疑問に思っていた事に対する見事な回答に思えた。シロウトの私の目にも いくつかの標本はとてもオオカミには見えないものがあったし 子供の頃父からニホンオオカミは本当はイヌだと聞かされて 何か違和感を持っていたからだ。またマスコミとのやりとりや日本オオカミ協会の学者達との軋轢の話も興味深く ニホンオオカミを取り巻く複雑な社会事情が伝わってくる。著者は動物学の専門家ではないが 動物の生態学にはフィールドワークがいかに大切かということがわかる。また専門家でないからこそ よけいな知識にじゃまされず 調査に邁進されたのだともおもう。教職という多忙な生活の中で これだけの調査はよほどの情熱がないと出来ない。この本からはその熱い思いが充分伝わってきて こちらまで熱い気持ちにさせられる。 とはいえ読み終わって充足してなお ニホンオオカミはいるのだと言う確信は持てなかった。ただ ニホンオオカミを絶滅という言葉でかたずけないで もういちど全国的にしっかりした適切な調査を行う事と ニホンオオカミと山イヌの関係について本格的に研究する事が急務だと思った。この本が多くの人に読まれることでそういう動きになれば良いとおもう。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
感動した! 2010/10/6
形式:単行本
表紙の写真を始めて見たとき、私は無知だった。
ポメラニアンしか犬を飼ったことのない私には、この犬らしき動物の異常さに気付くことが出来なかった。
今なら私は断言できる。この動物は「純粋な四国犬」ではありえない。

本書の「写真8」を見て欲しい。この動物はまさにオオカミだ!犬なんて言う物ではない!

さて、著者は野鳥の観察をライフワークにされる方である。ニホンオオカミに係わるようになったのは全くの偶然だった。
偶然写真に撮ったこの動物が著者を一気にニホンオオカミの世界に引きずり込んだのは、運命なのかも知れない。

本書はニホンオオカミの現状について知るには最適の一冊である。
ニホンオオカミとは何か、かつての「謎の動物」の目撃例、捕獲例、そして、ニホンオオカミをとりまく様々な人間模様...。

なお、筆者はニホンオオカミだけでなく、ヤマイヌの存在を追い求めようとしている。
果たして、ヤマイヌとは何ものなのだろうか?
ヤマイヌにこれだけスポットライトを当てている方も珍しいのではないだろうか?

最後に、私は久しぶりに本を読んで感動した。心を揺さぶる本など、そうあるものでもない。
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