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ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件 (創元推理文庫 (Mき3-6))
 
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ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件 (創元推理文庫 (Mき3-6)) [文庫]

北村 薫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

幼児連続殺人事件に挑む、来日中の名探偵エラリー・クイーン。〈五十円玉二十枚の謎〉との関連は? 敬愛する本格ミステリの巨匠に捧げる、北村薫の華麗なるパスティーシュ。

内容(「BOOK」データベースより)

ミステリ作家にして名探偵エラリー・クイーンが出版社の招きで来日、公式日程をこなすかたわら、東京に発生していた幼児連続殺害事件に関心を持つ。同じ頃アルバイト先の書店で五十円玉二十枚を千円札に両替する男に遭遇していた小町奈々子は、クイーン氏の観光ガイドを務めることに。出かけた動物園で幼児誘拐の現場に行き合わせるや、名探偵は先の事件との関連を指摘し…。

登録情報

  • 文庫: 336ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2009/4/20)
  • ISBN-10: 4488413064
  • ISBN-13: 978-4488413064
  • 発売日: 2009/4/20
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 172,361位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By birdsong トップ500レビュアー
形式:文庫
北村薫ファン必読(もちろん)、EQファンも必読。そして何故か(笑)若竹七海ファン必読。

要するに本格好きなら読みましょう!

わざわざ翻訳推理小説の文体を使って、国名シリーズの「遺作」を書いてしまったというのが内容です。EQ来日時の日本の推理小説ファンの熱狂ぶりがうかがえますし、この人なしに日本の推理小説は語れないというあの大家も姿を見せます。

何よりうれしいのが、一冊の中で「初期」と「後期」の両方の推理スタイルが楽しめることでしょう。やっぱり北村薫は凄い。しかも、原作者相手に「初期」のスタイルで堂々と作品論を展開するのが若き日の若竹七海嬢! おまけにEQと一緒に探偵役までこなしてしまうという… ここまでいい目に遭うと、若竹さん、EQファンのねたみを買わないか逆に心配になるほどですよ(笑)
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:文庫
1977年のエラリー・クイーン(フレデリック・ダネイ)の初来日。そして、
ミステリ作家の若竹七海が、かつてバイト先の書店で遭遇した毎週
土曜日に来店しては、五十円玉二十枚を千円札と両替していく男――。

この二つの事柄をモチーフに、作家クイーンが執筆したミステリの
未発表原稿を、北村薫が翻訳したという体裁を採った、早い話が、
北村薫によるクイーンのパスティーシュ小説。

若竹さんが体験した前述の《日常の謎》は、かつて同僚作家がそれぞれに
謎解きを試み、一般公募までされました(『競作 五十円玉二十枚の謎』)が、
北村さんは当時、それに参加されませんでした。

本書は、その謎に対する北村さんの遅れてだされた「解答」でもあります。

北村さんは、些細な《日常の謎》を連続幼児殺害事件という陰惨な大量殺人に接続し
抽象的かつ宗教的な《見立て》の構図を描き出すことで、じつにエレガントな解法を
提示されています。

そうした、あまりにも神秘主義的、そして、いかにも後期クイーン的な《見立て》に対し、
違和感をおぼえる人もいるとは思いますが、後に北村さん自身が語るように、あくまで
それは「天上の論理」のパロディによる誇張にすぎず、真に受ける必要はないのです。

そして、本書のもう一つの大きな柱にあたるのが、中盤にある『シャム双子の謎』論。

評論といっても、ヒロインの口頭によるプレゼンという
形式が採られ、内容も決して難解ではありません。

また、クイーンをまったく知らない北村薫ファンなら、一つの
うんちく話としてスルーしても、まったく問題ないと思います。

何といっても北村さんが描く、明るく愛らしい「若竹七海」(小町奈々子)が読めますし。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 2005年に出た単行本の文庫化。
 第六回本格ミステリ大賞の評論・研究部門を受賞している。
 クイーンが来日時に事件に巻き込まれ、解決していたという設定を使った推理小説である。クイーンが帰国後に自身の体験を小説化していたが、諸事情から出版されず、未発表原稿が見つかったのを気に日本語訳されたという形式を取っている。
 かなりクイーンぽく、翻訳調の文体も遊び心に満ちていて楽しい。
 しかし、ミステリとしては面白くない。
 評論・研究として賞を受けているとおり、本書はひとつの「クイーン論」でもある。良く考えられているし、目から鱗といった指摘なのだが、それを小説としてまとめる必要があったのかどうか・・・。
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