本書は犯罪が激増する日本の現状を嘆き、同時に多くの予防策を提示している。
外国人犯罪や暴力団の手口、飲酒運転等々、現代社会で話題に上る内容が多いため、非常に興味を持って読むことが出来た。
特に共感したのは心神喪失者等による犯罪への減刑に対して激しく批判している点である。本書で指摘の通り、一般人が麻薬常習者等による通り魔的犯罪にまき込まれた場合、その罪を減刑するのは明らかに筋の通らない話であり、激しい怒りを感じた。
全13章の内容全てが面白いが、1点だけ残念なのは実に誤字脱字が多い点である。いずれも校正段階でチェックが入りそうなものなので残念。また、実際の犯罪を事例を紹介し説明を加えている部分が多いが、西暦と和暦が複雑に混在しているため、やや読み難くしている点は否めない。
ただ、こうした小さな不備があっても全体として内容は良かった。