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ニッポンの小説―百年の孤独
 
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ニッポンの小説―百年の孤独 [単行本]

高橋 源一郎
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,350 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

今、ニッポンの小説が元気だ! 変幻自在、巧みな仕組みと語り口で現代日本の言葉・文学・小説の可能性を喝破した驚異の評論

内容(「BOOK」データベースより)

「小説を書くとは、どういうことだろうか。小説を読む時、実際には、どんなことが起こっているのだろうか。あまりにも当たり前すぎて、同時に、あまりにも本質的であるからこそ、ほとんど、問題にされなかったことを、ぼくは考えた。考えながら、同時に、ぼく自身が小説を書いていた」。文学の根源的問題を作家が講義形式でわかりやすく語る。比類なきスリリングな文学論。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 451ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/01)
  • ISBN-10: 416368610X
  • ISBN-13: 978-4163686103
  • 発売日: 2007/01
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 257,380位 (本のベストセラーを見る)
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23 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 学生に講義を聴かせる、という形式で書かれているので、
内容の割に読みやすい作品だと思う。
百年というのは、日本でいわゆる小説が生まれて百年ということから。

1)小説の多くはたいてい、恋愛か死が題材になっているのには理由があるの?
2)「文学的な作品である」、「文学的に劣る」というときの「文学的」とは一体なんだ?
3)片山恭一さんの「世界の中心で、愛をさけぶ」や、Yoshiさんの「Deep Love」など、
  売れているのに、いわゆる文壇からは無視されている気がするのはなぜ?
4)ニッポンの小説の源流は誰が作ったの?
5)読まれる詩や小説って時代背景に影響されたりするの?
などといった、漠然とした疑問に答えを示さんとしてくれています。
 ただ前提として、著者自身が、小説や言葉には限界があるという見地に立っているので
「僕自身よくわかっていないのですが」というエクスキューズも多い。
 そして、引用する小説についても、引用する理由や、作品が書かれた背景など
付随する話題をどんどん展開し脱線するので、何についての話だったか
読者だけでなく著者本人も忘れてしまうこともしばしば(^ー^;)。

 読み終わって、平安時代や江戸時代の作品が文学史上で位置づけられる
のと同じように、近代小説がどのような役割を担ったと位置づけられるのか
非常に楽しみになった。同時に私の中で、近代文学史をもっと知りたいという欲求が芽生えた。
小説の別の楽しみ方を教わったような気がする。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
高橋源一郎氏の久々の著作です。

もっとも、小説ではなく評論なので彼のアヴァンギャルドな小説を期待している人には

オススメできないかもしれませんが……。

高橋源一郎の評論のすばらしいトコロは、

<言葉>を使う時に彼独特の言語感覚で細心の注意を払って用いること、

誰かの借り物の考え方のときは正直にその出自を記すところ、

権威づけられた近代文学も流行の小説も同じように取り扱うこと、

そして、評論でありながらどこかリリック(詩的、抒情的)で、

「まるで小説のよう」であることです。

それから、文学評論の中には読み終わると滅入ってしまうものも多い中、

彼の評論は最終的には「希望のある」終わり方になっていることです。

もちろん、それは単なるリップサービスかもしれない、

でも、読み終えたとき快感を感じるかどうかは、評論であれ小説であれ、

けっこう大事なことだと思うのです。

ある程度知識がないと読むのに苦労する本かもしれませんが、

私は★5つけさせていただきました。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
評論本格始動 2007/8/24
形式:単行本
高橋源一郎は、大好きなもの書きの一人だが、小説の出来不出来は(非常に)激しい。『ジョンレノン対火星人』とか、『日本文学盛衰史』なんかは感動的なまでの出来だが、『ゴースト・バスターズ』なんかにはほんとうにがっかりした。

しかし、高橋源一郎本人も認めているように(出所忘れた)、彼は読み手としては抜群に優れている。書評は常におもしろい。

そんな高橋源一郎が、始めて本格的に本腰を入れて小説を論じようとしたのが本書。おもしろくないはずがない。特に、テロと言葉の関係についての第一章はぶるぶるくるね。

ニッポンの小説、百年の歴史が一冊でまとまるはずもなく、本書も取り留めのない終わり方になってはいるが、もちろんこれで終わるはずがないでしょう。

日本語に興味のある全ての人向け。
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