◎ 内 容
近年、「領土」をめぐる問題が諸外国との間で再燃し、
国内での関心が高まるようになった。
メドベージェフ大統領が元首として初めて上陸するなど、
ロシアの実効支配が続く北方領土。
教科書問題などで度々衝突する、同じく韓国の実効支配が続く竹島。
一方、日本が領有しているものの、漁船や調査船が航行するなど、
領有権を主張する中国による不穏な動きが続く尖閣諸島。
これらの領土問題はなぜ発生し、現在もなおくすぶり続けるのか。
国境がなければ見向きもされないような小さな島が、衝突を引き起こすのはなぜか。
問題が必ず再燃するのはなぜか----。
歴史的背景や外交の舞台裏、さらには島民の声などを拾った貴重な現地ルポも交え、
その原因と真相に迫る。
◎ 目 次
プロローグ
第1章 国境の誕生
1−1 国境の誕生と領土のルール
1−2 あいまいな日本の領土
第2章 戦後の復興と領土問題の発生
2−1 東西に分断されていたかもしれない日本
2−2 サンフランシスコ講和条約という爆弾
第3章 冷戦の道具にされた島々 ---- 北方領土編
3−1 日本政府と北方領土
3−2 日本とロシアの影響力
3−3 四島返還へのこだわりが生んだもの
第4章 日韓に打ちこまれた楔 ---- 竹島編
4−1 日本と韓国の温度差
4−2 密約とアメリカの影
第5章 隔離された島々 ---- 尖閣諸島編
5−1 自由に行けない政治的秘境
5−2 動き始めた「禁断の島々」
エピローグ
◎ 著者プロフィール
西牟田靖(にしむたやすし)
1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業。
ノンフィクション・ライター。
著書に、四年をかけてアジア太平洋地域の日本の元領土を歩いた『僕の見た「大日本帝国」』(角川ソフィア文庫)、
北方領土や竹島など日本の国境の島々を旅した『誰も国境を知らない』(情報センター出版局)、
日本各地に残る廃墟や歴史的な遺構を見て回った『ニッポンの穴紀行』(光文社)などがある。
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