食糧法制定当時、農水省などはコメを一気に市場原理に託すのは危険だと考えた。そのため食糧法は一方で自由化を進め他方で管理流通制度を残す、二面性を持つ法律になった。
だが、縮小産業での構造改革が必要なら、中途半端な改革は事態をさらに複雑化し、産業再生の芽さえ摘み取る、というのが著者の主張だ。
自由な市場を求める量販店・外食産業と、流通の管理を求める全農のあつれき。その中で日本の稲作産業は販売額の減少に直面している。農家が、市場に合わせたコメを作り販売できる体制の構築が急務である。
(日経バイオビジネス 2001/10/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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