ニコンでレンズ設計に携わった二人の筆者が傑作と思う自社製品を取り出して評価した内容になっています。
製品自体と共にそれによる撮影写真が評価されています。製品の評価では各レンズの特徴、改良点が記されており、設計者ならではのコメントが多くあります。
撮影写真の評価は実に詳細な内容になっていますが印刷による写真であるので筆者の指摘する細かい内容が読み取れないのが難点です。筆者はもちろん原版を見て評価されていますが、それが本の印刷写真では適確に伝わらないのは残念です。
各レンズの設計者は筆者の先輩になりますが各々のエピソードとしてお堅い設計者の意外な一面が記されており楽しい読み物になっています。
レンズ設計は計算の固まりと聞いていますが、設計における苦労話も挿んであればさらに良かったと思います。