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ニセモノ師たち (講談社文庫)
 
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ニセモノ師たち (講談社文庫) [文庫]

中島 誠之助
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「私だって騙された!」
骨董の魔力に取り憑かれた人間たちの妖しい世界
当代一の目利きが明かす人間鑑定の極意!

虚々実々、ウソとマコトのはざまで活躍するニセモノ師たち!
骨董の真贋鑑定を通して、ホンモノの人間を見分ける人間鑑定術を公開。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

人気テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」でおなじみの著者が、禁を破って書いた、ニセモノの世界。素人はなぜ騙されるか、プロを欺く巧妙な手口、ニセモノが放つ妖しい魅力など。「品物は口を利かないが、人間は口を利く」。当代一の目利きが骨董の真贋鑑定を通して明かす、ホンモノの見分け方と人間鑑定術。

登録情報

  • 文庫: 352ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/7/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062751372
  • ISBN-13: 978-4062751377
  • 発売日: 2005/7/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:文庫
著者については、テレビの「何でも鑑定団」以上のことは知らないし、骨董にそれ程興味がある訳ではないし、買ってみたこともない。そんな人が読んでもこの本は面白い。

テレビでのあの語り口そのままの文章(口述筆記?)で綴られる、骨董の世界におけるニセモノの話であるが、若い頃から養父について骨董を見続け、そして独立して商ってきた著者の体験談は、やはり、その世界に長く棲んできた者でなければ書き得ないものである。

著者の語り口はソフトだが、ニセモノを巡って行われる駆け引きや騙し合いはかなりえげつない。そして、読んでいるうちに、結局誰が被害者だったのか解らなかったりもする。実名を挙げているものもある。よくここまで書いたなぁという気がする。書けないようなもっと凄いものがあるのかもしれない、という想像もしてしまった。

この作品の中では、自身が騙された事例も挙げているのだが、その顛末も含めて著者は目利きに絶対の自信を持っている。そこがチョット鼻につかないでもないが、そこまでの自信がないとこんな作品も書けないし、この世界を渡り歩いていけなかったのだろう。

著者はあとがきで、「完全無欠なホンモノしか存在しない社会は、人間のいちばん大事な活力を奪うものでしかありえない(以下略)」と記している。確かにそうかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 佐藤さえ トップ500レビュアー
形式:文庫
 著者本人がまんまと騙されたニセモノの話や、有名な贋作事件、そして著者の父がしかけた手の込んだニセモノの数々。
 たくさんのお話ひとつひとつがとても興味深く面白いもので、一気に読んでしまいました。
 ニセモノそのものの精巧さもさることながら、売るための舞台装置として、
「お屋敷を借り、お手伝いさんまで雇っている…。」
 という、大掛かりなものまで紹介されていて、面白いです。

 「ニセモノを骨董商同士でやり取りして、あとで分かった場合も、
『目が利かなかったのだから』
と買った本人の責任であるという不文律がある。」

 といった、素人からは、うかがいしれない世界も紹介されていてとても興味深く読みました。

 騙したり騙されたりといったお話なのに、明るい気分でと読みすすめられるのは、その世界に身をおいている著者の
「信用と目筋で責任を持つ」
という姿勢や、
「日本文化の真髄は骨董商に伝えられているという誇り」
文章に出ているからなのでしょう。

 骨董の佳器を眺めながら
「いい仕事だねえ」
と酒を飲んでいた著者の父親の描写などを見ると、骨董に対する愛情が伝わってきてしみじみします。

 骨董そのものに、詳しくない私でも、骨董に対する愛情が伝わってきて、とても楽しめる本でした。
 とても面白かったです。

このレビューは参考になりましたか?
20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私事で恐縮だが、「開運何でも鑑定団」なる番組を観出したのはつい最近。
中島誠之助氏が古伊万里や染付の権威だとは、この番組を観るまで全然知
らなかったどころか漫画「美味しんぼ」の原作者、あるいは作画だと思い
込んでいた。
ソーセージをかじりながら「うーん、いい仕事していますねぇ」なんてい
かにも、「美味しんぼ」に出てきそうなセリフではないか。
真剣に、このCMの人は雁屋哲氏か花咲アキラ氏のどちらかで、あんがい
歳をとっているんだなと思っていた。

それはともかく、なんとなく観出した「鑑定団」。
中島氏の鑑定の口調は骨董に対する深い造詣に裏打ちされた論旨明快で説
得力にあふれたもので、ダメなものはダメ、偽物は偽物とはっきり断定す
るが、聞いていて嫌なかんじはしなく、しかも「たとえ本物でなくてもこ
れを買われた方にとってはずっと大事にしてきた宝物。これからも大切に
してあげてください」とフォローする人柄は優しい。

そんなテレビでの氏の口調とほぼ同じ文体なので、読み始めたらすんなり
と頭に入ってきて、読むページが大いに進んだ。
ご自分のお父上が骨董に手を加えて人を欺いた手口なども紹介しており、
功成り名遂げた今では、普通なら隠したがる過去を開陳している。
正直で誠実な人なんだと思う。
狸とキツネの化かし合い、あの手この手で欺いたり欺かれたりのこの世界
の裏側を実に生き生きと描いていて、最後まで一気に読めた。
南青山のニセモノ名人のジイサンの話は笑いの中にペーソスがあふれ、特
に秀逸。
価格以上に「いい仕事していますねぇ」と言いたくなる本。
そして絶対、俺は骨董には手を出さないぞ、とも思った。
そんな金もないけど。
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最近のカスタマーレビュー
中島誠之助さんを知る本。
本書は主にニセモノ品とニセモノを扱う人について書かれています。もう呆れ返るほど次から次へとニセモノが出てきます。あーなるほど、骨董品業界というのはこういう風になっ... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: ホンマスくん
人間を見極めよ
壇ノ浦で活躍し、25歳で逝去した能登守教経の掛け軸がフィンランドにある。フィンランド人建築家が金策に困ったアメリカ人(よくある話です)から購入したとか。人物の上に... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: H2O
人間の欲がニセモノを生む
この本は、本物の“プロ論”ですね。

著者の人間愛を深く感じる一冊です。... 続きを読む
投稿日: 22か月前
いい仕事してますね。ところがどっこい、ニセモノのお話。
なんでも鑑定団で「いい仕事してますね。」の中島誠之助さんの本。
ところが、これがニセモノの話。... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: 片腰
骨董と歴史
著者のエピソードを交えた骨董売買の事例と、著者の目利きの哲学。

ニセモノにまつわるエピソードはユーモラス。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/10 投稿者: シーザー
虚実皮膜の古美術・骨董界―あの中島さんでも騙される!
... 続きを読む
投稿日: 2010/3/19 投稿者: 仮面ライター
全く知らない世界を垣間見られる新鮮な一冊
久々に一気読みしてしまった楽しい本です。ニセモノ師たちというのは、骨董品をニセモノと知りつつも、売ったり、買ったり、あるいは作ったりする人のことです。しかし本書は... 続きを読む
投稿日: 2010/3/8 投稿者: マネジャー7
骨董品をめぐる壮絶な世界と深淵
「知識すなわち学問が土台になって、その上に美が成り立っているというのはアンバランスです。美しいな、いいなという感動が土台になり、その上に知識や学問が成り立っている... 続きを読む
投稿日: 2010/2/5 投稿者: FreshAir
ニセモノを巡る人間模様
はじめて本を手に取った時には、
ニセモノが製作されるまでの過程を紹介していると思いました。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/28 投稿者: SlapShot
才能があって、好きな人こそ一流になれる
「いい仕事していますね−」の中島さんである。
読み始めは自慢たらたらの口調がきになるが、半分ほどで気にならなくなる。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/22 投稿者: nh
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