勝手に東ドイツ国営企業カタログ!!
ゲルマン職人魂+ボリシェヴィズム=ニシモノっぽい!
幾ら民族的に技術が発展していても、計画経済になると
こんなにショボく、ダサく、いんちき臭くなってしまう!
注:『ニセドイツ』の「ニセ」は西ドイツの「西」のシャレです。
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
歴史研究と情報エンタメの見事な融合,
By みづ "みづ" (海外) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ニセドイツ〈1〉 ≒東ドイツ製工業品 (共産趣味インターナショナル VOL 2) (単行本)
女だてらに共産趣味のワタクシ。「めっちゃニッチな本じゃね?」とつぶやきつつ、わくわくしながら手に取りました。著者のウンチクと豊富な写真に「ほお〜」「へえ〜」の連続で、どんどんページが進みました。 例えば、東ドイツ車のトラバントくらいなら、初心者共産趣味者でも知ってるわけですが、この本の場合は、そこから一歩も二歩も進む。 「東ドイツ高級車ヴァルトブルクがブルジョワっぽい名前なのはなぜか?(共産主義国家なのにけしからんですよね!)」「最高級車がスウェーデン車ボルボだったのはなぜ?(スウェーデンは西側陣営なのに!?)」といったテーマを資料や史実をもとに解き明かしていきます。 あるいは東西ドイツが取り合った航空会社ルフトハンザの歴史とか、知らなかった事実がいっぱい! と言っても、小難しいことはまったくなく、ダジャレを次々に繰り出し、ショボイ東ドイツ製品にツッコミを入れまくる文章はとても楽しいものです。 「おわりに」で、著者は、「ドイツ研究と情報エンターテインメントの架橋をひそかに意図した」と書いていますが、そのもくろみは見事に成功しているように思いました。 うんちくとエンタメのバランスがいい。 ヘッポコな東ドイツ製品をけなしながらも、著者はそのヘッポコさをいとおしく思っているのがよく伝わってくる。 そして、何よりも著者自身が面白がっているのが伝わってくるのです。 この著者はフリーライター兼研究者ですが、自分の研究内容を心底面白がっている先生というのは、教師としても研究者としても魅力的だし、その情熱が学生に感染しますよね。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
視点が面白い。,
By 河童の川流れ "河童爺" (名古屋市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ニセドイツ〈1〉 ≒東ドイツ製工業品 (共産趣味インターナショナル VOL 2) (単行本)
ベルリンの壁が崩壊したのが89年だから、もう20年以上も時が過ぎ去ってしまった。だからなのだろうが、本書を新鮮な目で読む(写真などの資料が多いから見ることも含めて)ことができたのかも知れない。 ニセドイツ”東ドイツ製工業品”とのタイトルだが、決して東ドイツが偽物の工業製品を生産していたような非難をしている本ではないからタイトルで誤解を招く恐れがある。 国家が社会主義と資本主義というイデオロギーで分断されたことの意味を、ユニークな視点で著者が捉えようとしている試みが面白い。 何故、ベルリンの壁が崩壊したのか? 1989年に、東ドイツの地方の人達がハンガリーの国境を越え西ドイツへ流出したのは、「無知者」が、「無茶者」になってしまったという面白い事実を知ることが出来ますよ!(P097)
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