「ニコラ・テスラの・・・」とありますが、ニコラ・テスラはほとんど関係ありません。というか、ニコラ・テスラってそんな話だっけ??という怪しさはあります。この本は、現代の科学では解明されていない部分に対する著者の仮説を述べる本です。はっきりいって難しいですし、話の流れも錯綜気味で読みにくいのですが、それにもかかわらずスケールの大きなとてもおもしろい本です。
・第4次元とは、電気的に中性な重力ポテンシャルの虚数的な、ゆえに不可視な次元である。
・電子と陽電子の対消滅によってエネルギーが「消える」のではなく、第4次元のエネルギーに変換され(現代の電磁気ベースの計測器では計測不能)、そのエネルギー変換にともなう空間の疎密が重力を生む
・・・みたいな話です。著者のいわんとするところがかなり難しいので(しかも、説明がわかりにくい・・)完全に理解しているわけではありませんが、おおむねそんな話です。もちろん、現代科学に認められている内容ではなく、あくまでも「仮説」です。「トンデモ本」だといわれれば、それまでの話です。しかし、物理学、特に、量子力学などの非日常感覚的物理学を学ぶときのなんともいえない消化不良感(ムリヤリ感)に対して、合理的な説明案を提示しており、ここに書いてあることを一笑に付していいとも思えません。全肯定・全否定というデジタル思考ではなく、この本の非常識性はいろいろなアイディア・ヒントを生みそうです。