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ナ・バ・テア (中公文庫)
 
 

ナ・バ・テア (中公文庫) [文庫]

森 博嗣
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

信じる神を持たず、メカニックと操縦桿を握る自分の腕だけを信じて、戦闘機乗りを職業に、戦争を日常に生きる子供たち。地上を厭い、空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきたんだ??大人になってしまった「彼」と、子供のまま永遠を生きる「僕」が紡ぐ物語。 森博嗣の新境地、待望のシリーズ第二作!

内容(「BOOK」データベースより)

信じる神を持たず、メカニックと操縦桿を握る自分の腕だけを信じて、戦闘機乗りを職業に、戦争を日常に生きる子供たち。地上を厭い、空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきたんだ―大人になってしまった「彼」と、子供のまま永遠を生きる「僕」が紡ぐ物語。森博嗣の新境地、待望のシリーズ第二作。

登録情報

  • 文庫: 353ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2005/11)
  • ISBN-10: 4122046092
  • ISBN-13: 978-4122046092
  • 発売日: 2005/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 純粋な視点。, 2005/1/12
By 
nagyi (Kobe) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ナ・バ・テア (単行本)
私は前作となった「スカイ・クロラ」を読まないままにこの本を手にとりました。

ディティールを明かさないままに、
世界観を表現しないままに、
テンポよく、難解な表現を持たず、
言葉足りずだけれども、疑問は残さない。
そうして淡々と戦闘機乗りの空と地上でのドラマが綴られています。

それが無駄を一切消去した彼のスタンスなのか、
彼の素直な描き方であったのか。
ただ私にわかることは著者の独創性、作品の自由度。
そして私に残ったのは爽快感。

それは計算されたものであったかもしれないし、そうでなかったのかもしれません。
ただただ私は、人との交流を厭い、空に思いを馳せ、
そして死というものを空で眠る、という非常に詩的な解釈を持って語られる主人公、
その余りにもまっすぐで、淀みのないキャラクターに惹かれていました。

主人公の素直さに、最初は困惑してしまいましたが、
読み進めるとともに幼いころに置いてきた大切なものを思い出したと同時に、
自身が素直に生きることを忘れていたことにも気づきました。
それは決してノスタルジックなものではなくて、新鮮で心地よいものです。

ちょっとだけ、ほんの少しだけでも自分を変えたい方にオススメです!

荘丁の美しさがとっても魅力なので、
店頭で見つけたときにはぜひ手にとって見てみてください。

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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 透明から見る世界, 2004/8/2
By カスタマー
レビュー対象商品: ナ・バ・テア (単行本)
「スカイ・クロラ」の時もそうだったのですが
読了後は、頭の中にあった訳の分からないモヤモヤが消えていました。
何かが体に吸収されて消えていったような、不思議な感じです。
後は自分の感覚が残るだけ

私は航空機といったら旅客機にしか乗ったことがありませんが
頭の中に戦闘機に乗って、風の音やエンジン、太陽の光を感じる

そんな鮮明なイメージが難なく自然と湧いてきました。とても読みやすい文章です。
淡々としている中にリズムがあって、違和感無くスッと頭に入ってきます。
コックピットを独占して空を自由に飛びまわる主人公が本当に気持ち良さそうです。

そして、あまりに主人公達が率直だからか、その感覚を少し知ってしまって勝手に戸惑ってしまいました。

うまく言えませんが個人的に、一言で表すなら「透明」です。
透明の余り、戸惑います。これは自分が不純物混ざりまくりの色の持ち主だからか?
何だかよく解りませんが切ない気がします

表紙を見るとわかると思いますが、詩的です。綺麗な空
これはもう表紙から感じ取っていただくのが一番かと!

あと「スカイ・クロラ」とリンクしている所がありますね。
「スカイ・クロラ」を気に入られた方なら今作も間違いないかと思われます。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 繰り返し読んでいます, 2011/6/12
レビュー対象商品: ナ・バ・テア (中公文庫) (文庫)
個人的にとても好きで繰り返し読んでいます。 おそらく人生で一番読み返している作品です。 森さんの作品では四季も好きなのですが、この作品が一番好きです。四季は天才の世界を垣間見て、自分とあまりに違うのでゾクゾクするような感覚を覚えます。この作品は自分の世界とは全く違うのですが、四季とは異なり感情は心に染み渡るような感覚があります。読みたくなるのは大抵の場合、落ち込んだとき、嫌なことがあり悶々としてしまうとき、やるせない怒りが沸々と湧いてしまうときなど。 何のために生きているんだろう、 こんな人生何の意味があるんだろうなどと、 思い悩んだときに救われています。読むことで渦巻いていた感情が不思議と落ち着いていき、 まだ大丈夫、生きていける という気持ちになるのです。自分ではどうしようもないことも受け入れつつ、生きていこうという気持ちになれます。生きることが辛くなったとき、明日がやってきてしまうことに怯えるときなどには、少しの気力すら湧かない気持ちに陥ることもあるのですが、この作品を読むとそんな気持ちが少し軽くなるのです。癒されたような、救われたような気持ちになるのです。文庫版のよしもとばななさんの解説もとても素晴らしいので 是非よしもとさんの解説も読了された後読んでいただきたいです。 これまでに、好きな作家さんの本を読み終わった後で解説を読み、 こんな解説なら読まなければ良かった 素敵な気分が台無しだ、 と思うことは何度もありました。 しかし、よしもとさんの解説は唸ってしまう程に絶妙で美しく、 解説込みで大好きな作品です。解説を読んでよしもとさんにも惚れ惚れしてしまいました。
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