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32 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
感想,
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レビュー対象商品: ナンパを科学する ヒトのふたつの性戦略 (単行本(ソフトカバー))
あっさりとした読み物本かと思いきや、ヒトの性行動に関する様々な実験なども紹介されており、専門度の高い内容となっている。著者はヒトの性行動を研究する心理学者らしく、こういう本にありがちな性に対する偏見などがみられず、客観的にデータに基づき考察がなされている。性行動のみならず、ヒトの社会行動についての知見を深めるにも十分だと思う。かなりしっかりとした専門書であるといえる。極端な意見や性に対する安易な回答を求めていた人にとっては、やや物足りない内容だと思われる。 個人的には、参考文献にbeach,F .Aが使われていた時点でさすが!と言った感じ。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
性行動には先天的なものがあるらしい、後天的なものもあるけど。,
By 鷺坂判内 "まさぞう" (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ナンパを科学する ヒトのふたつの性戦略 (単行本(ソフトカバー))
性行動を科学的に分析するのは難しいが、犯罪学の方面からアメリカでは研究が結構盛んらしい。ナンパされやすい女性に共通点があるのか。痴漢に会いやすいタイプがあるのか。本書は、日本ではあまり盛んではない(と思われる)性行動について科学的な説明を加えようと試みた、勇気ある本で、面白かった。ナンパと性犯罪は、受けやすいタイプの女性というものあるらしく、ある程度、歩き方(後天的なのか?歩き方が先天的とは言えないだろう)などの行動で、ある程度は推察できるという。また、若年で性犯罪の被害にあった女性は、被害を受けたくないという強い防御が働くにもかかわらず、再び被害を受ける可能性が高いという。防御的な行動が犯罪を誘発する可能性もあるらしい。また(差しさわりもあるので、はっきりとは言っていないが)遺伝的な要素もあるらしい。ただし、その可能性が「高い」という差は、実は大きな差ではない場合もあり、ちょっとした差に過ぎないのを、学者が差がある、と言ったとたんに一人歩きしてしまうこともあるらしい。 同性愛も、生まれる前の母体の状態と関係があるらしい。男性の同性愛者は、一般の女性や、異性愛の男性が好むのとは異なる男性(マッチョ)で浮気性な可能性の強いタイプを好む傾向があるらしい。しかし、傾向が強まるというだけであって、全員がそういうタイプを好むわけではない。平均値に目に見える(有意な)差がある、ということらしい。 などなど、面白い本であるが、科学の本なので、その辺のトンデモ本とは一線を画し、あくまでも科学的な分析、発言に終始するため、例えば、ナンパされやすい女には遺伝子的に問題がある、などと言った非科学的な断定を避けているため、読んでいて、分かりにくい。
13 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ウンチク高まります,
By ステオ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ナンパを科学する ヒトのふたつの性戦略 (単行本(ソフトカバー))
わたしがこの本を知ったのは日本経済新聞の記事が最初でした。このおかたい新聞の紙面に「ナンパ」という文字。それはとても目をひくものでしたが、さらに素通りできないオーラを放つ写真がそこにありました。それはこの本の筆者である坂口菊恵氏のご本人の写真でした。このことは筆者がこの研究をする切っ掛けの直結しています。というのも、筆者はあまりに多数のナンパにあい、その不快な経験の憤りからこの研究がスタートしています。著書を読むと様々な角度から科学的考察がなされていて大変面白いものです。しかし、個人的には、理屈抜きで、坂口氏は彼女の発するオーラが男性を惹きつけることが、ナンパに会いやすい最大の要因だと思います。それだけに説得力もあると感じます。但し、もう少々わかりやすく書いていただくとよかったですね。その点を考慮した評価となっています。
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