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ナンシー関―トリビュート特集 (KAWADE夢ムック)
 
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ナンシー関―トリビュート特集 (KAWADE夢ムック) [ムック]


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商品の説明

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「私は『顔面至上主義』をうたう。見えるものしか見ない。しかし目を皿のようにして見る。そして見破る」。消しゴム版画家、ナンシー関。芸能人の似顔絵とともに、その人にぴったりのするどい「ひとこと」を彫りつけ、押し、その脇にコラムを添えるという誰にも真似のできないジャンルを作り上げた。本書は2002年6月、39歳で急逝した彼女への思いを作家やコラムニストといった仕事仲間らがつづったエッセイや、過去に行われた対談、消しゴム版画作品の一部などを収録したもの。

「ナンシーが今いたら…」。町山広美とリリー・フランキーの対談のタイトルにもなっているように、この言葉を本書に登場する多くの人々が口にし、あるいは胸に抱いている。去ってしまった友人を寂しく思う気持ち、最も信頼すべき批評家である彼女の仕事を見たいと願う「読者」としての純粋な好奇心、そして同業者としての尊敬の念。そういったものすべてが込められた、象徴的な言葉であると思う。

「あの日、ライブの帰りに見失ったナンシーさんを僕はもう少し探せばよかった」という天久聖一。「認めるわけにはいかないし、認める必要もない」とコラムを結んだ、いとうせいこう。「ありがとう、ナンシー」と手書きの文字で書いた安西肇。愛する人の死を前に、それぞれの分野で活躍するそうそうたる面々が、大切に、誠実に、文章を書いている様が伝わってくる。(門倉紫麻)

内容(「MARC」データベースより)

2002年急逝した希代の消しゴム版画家ナンシー関のトリビュート特集。エッセイ、対談・座談、彫られた気になる人々BEST50など多数掲載。ナンシー関ブックガイドも収録。『文芸』別冊。

登録情報

  • ムック: 191ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2003/02)
  • ISBN-10: 4309976468
  • ISBN-13: 978-4309976464
  • 発売日: 2003/02
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
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誰もありがたがらないことを語るのは恥ずかしいと、ナンシーさんはよく書いていました。彼女は自分のことを、格闘技好き、青森のガラス屋の娘。たけしファンだったことって以外はあまり明らかにしていませんでした。それだからでしょうか、この本ではそんなナンシーさんの趣味、母校、デビューの時の話などが友人によって書かれています。でも、そうだったんだーと思いながら、書きたくなかったんだから、みんなに知らせなくてもよかったんじゃないかなどと思ったりもします。対談が明るいだけに、その部分が強調されて哀しくなります。とはいえ、ナンシーファンならやはり読んでおきたい本です。ただし涙がでるかもしれないので、家でそっと読んだ方がいいです。
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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ムック
ライター仲間によるトリビュート・エッセイや、様々な雑誌で行われた対談の選り抜きなどが納められています。ナンシー節全開を期待していると若干物足りないのですが、それは他の単行本で補うとして、個人的には「彫られた気になる人々 BEST 50」で十分もとは取った感じ。50人分の消しゴム版画と横に添えられた数行のコメントが、たまらなく嬉しかったのでした。ナンシーの版画とコラム、この先ももっと見たかったと、改めて思いました。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By しんのじ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:ムック
小室哲哉(初)、清水健太郎(5)※4年ぶり5回目。
そろそろ、そんな活字がスポーツ紙の芸能欄をにぎわせる時期です(ちょっと違う気もするが、まぁいいか)。
ナンシーの新しいコラムや版画を目にすることができなくなって、あれから6年。
「あーもう。ナンシー、こいつらになんか言ってやってくれ」と思うことは、増えこそすれ決して減りはしないわけですが。
で、ちょっと前、日本各地を巡回中の『ナンシー関 大ハンコ展』がやって来たので、行ってきました。
場内にびっしり陳列された“消しゴム版画”の原版の数々、再現された仕事部屋。
見ていくうち、やはり、ナンシーの持っていたスピリットのうちの、ほんのかけらだけでも持ち続けていきたいと、切実に思わされたものでした。

この本は、ナンシーがいなくなった翌2003年に刊行され、2008年9月に8刷発行、とあります。雑誌の形をとった刊行物としては、異例のロングセラーといえるでしょう。
ナンシーの文章はほとんどなく、“消しゴム版画”や対談の再録がメインです。
その中では、94年のロング・インタビューが、いわば“メイキング・オブ・ナンシー関”とでも呼ぶべきもので、えのきどいちろう氏へのインタビューとあわせ、いかにしてナンシー関という才能が発見され、覚醒して行ったのかを知ることができる、貴重な資料といえるでしょう。
他に、ゆかりの人々をはじめさまざまな方々が、それぞれの立ち位置で、ナンシーのことを語り、またナンシーの仕事の分析など、されています。
ただ“惜しむ”だけでなく、ナンシーのいない今、自分たちにできることを考えてみるには、格好の一冊といえるかもしれません。
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