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ナンガ・パルバート単独行 (yama‐kei classics)
 
 

ナンガ・パルバート単独行 (yama‐kei classics) [単行本]

ラインホルト メスナー
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ヒマラヤ登山の常識を変えたラインホルト・メスナーの超人的記録。地震によるルート崩壊で退路を断たれ、幻覚に悩まされながらも登頂を果たし、帰還する。死と隣り合わせの5日間を生き抜き、人類初の8000メートル峰完全単独行に成功した彼が、登攀の全てと自己の内面を鋭く描いた代表作。

内容(「BOOK」データベースより)

1978年8月6日。ラインホルト・メスナーは15キロのザックを背に、たったひとりでベースキャンプをあとにした。目標はナンガ・パルバート、ディアミール壁。標高差約4000メートルの岩と氷の壁に挑んだ彼は、地震によるルート崩壊で退路を断たれ、幻覚に悩まされながらも登頂を果たし、帰還する。死と隣り合わせの5日間を生き抜き、人類初の8000メートル峰完全単独行に成功した彼が、登攀のすべてと自己の内面を鋭く描いた代表作。

登録情報

  • 単行本: 293ページ
  • 出版社: 山と溪谷社 (2000/7/1)
  • ISBN-10: 4635047067
  • ISBN-13: 978-4635047067
  • 発売日: 2000/7/1
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 面白かった。

 以前から、舟で遭難し極限状況を体験した生還者の手記などには興味津々だった。なぜなら、そういった生死の境における内面の葛藤を疑似体験したいということもあるが、極限状況における生存者の記録は、人間という生き物の可能性について、日常生活では決して知り得ない貴重な真実を教えてくれるからである。

 なぜ彼は単独で、最小限の装備で「死の地帯」に挑んだのだろう。そして、なぜ彼がそれを成し遂げることが出来たのだろう。その答えは以下の彼のセリフに集約されている。

 「たいていの人間は、自分の体で確かめてみるということに興味を示さない。純粋な生きる喜びを得るための苦労と意志力を進んで引き受けようという考え、この世のことを知ろうとして夢中になること、謎はただ気晴らしのために解くものだという精神、こういった考えが彼らにはできないのである。いや、彼らにはすぐ使えるとか、すぐに役立つといった実際的な仕事でなければならないのだ。現実的な効果がない純粋な思考、純粋な苦労、純粋な知識欲というものに、たいていの人は興味を示さない。」

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形式:単行本|Amazonが確認した購入
すぐそこにある死線を凝視しながら、己の存在意義を問い続ける。
孤独の世界に向かう旅路で、離婚した妻との事を省みる。
あるいは、指導的立場にいた父を、同じ山で落命した弟を想う。
8000m級の山を登る作業の中で、極限の生存環境の中で、メスナーというひとりの人間の
心理的内面が、どのように移ろっていったかを独白する精神の記録であるといってもいい。

そこでは、具体的な登山方法に関するノウハウ、いかにして困難な状況に打ち勝ったかという
ドキュメントよりも、情緒的に揺れ動く心の描写と、ひとりの人間の「生への詩」が印象深い。
したがって、本書は一般的な登山ファンが望むような登頂記ではないようにも思える。
メスナーという人物に強い興味を持つ方におすすめする、思想書とでも言えばいいだろうか。
逆にそのことで、メスナーが何かを超越した存在であることを感じる事ができるかもしれないし、
なぜ彼が山に登るのか、多少なりとも知ることができるかもしれない。
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ティケ 2006/10/19
形式:単行本
翻訳家の文才越しだからか、あるいはドイツ人らしい?「有機的なちょめちょめ」が普通に出てしまったのかは知らないが「文芸作品」になっていると思う。ドイツ語なら短編かな。登山しない人でもドイツ文学として読めると思う。内省的、と日本人なら言うのだろうが、正確には、正直さ、誠実さ、というものなのだろう。メスナーがさらされている現実を感じることが出来る作品だ。
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