1.ナルキッソスオフィシャルブック
・ピンナップ
(今までのナルキ関係のイラストから8枚を収録。
今までのが全部収録されているわけでもなく、
またオフィシャルブック用の新イラストもなかったので少し残念でした)
・1〜最終章、外伝のイラスト付きまとめ解説的なもの(キャラ、エピソードについて)
・緒方さんやごとPさんなど、ナルキッソスに関わってきた方々の応援コメント(イラスト関係の方が多かったです)
・書き下ろし4コマコミック(ステージななのホームページに載っていません)
(4本あります。全部セツミと日下陽子(最終章のヒロイン)の絡みです。
ナルキ4コマも好きなので、自分としては書き下ろしは結構嬉しかったです。
セツミと陽子の温度差が良かったです。
ただこの4コマは、読んで「ナルキの世界をぶち壊された」と人によっては思われるかと思いますので、
一応読むときには注意です。あくまで、ナルキのキャラだけを借りてきたコント漫画と思うといいかも……)
・ごぉさん(同人ゲーム『ひまわり』のシナリオライター、ナルキッソスには外伝の方に参加)の書き下ろし小説『柊有華』
(医師免許をとり医学部を卒業後、大学病院に研修医として勤務することとなった青年・高原と、
その高原を初めて「先生」と呼ぶこととなった高原の担当患者である一人の幼い少女。
その少女の手術前・中・後の、高原の心理に主に焦点を当て描いたショートストーリーです。
自分的には、オマケにしては十分楽しめた内容でした)
2.「セツミ先生」の聖地巡礼マップ
ナルキ1で、優とセツミが病院から灘黒岩水仙郷に行くまでに通ってきた道(高速道路の名前・何号線など)や立ち寄った場所などを、
地図を使ってわかりやすく簡潔にまとめてあるものです。
別になくても良いけど、あったらあったでなんか嬉しいマップでした。
自分は「ああ〜○○バイパスも通ってたのか」みたいに復習の意味も兼ねて楽しみました。
(というわけで、PSP版で初めてこの作品に触れる方には、ほんの少しネタばれも含んでいるようなマップなので、
いきなり見ることはあまりおススメしません)
裏は、ごとPさんの新イラストが描かれていました(セツミの夏服姿)。儚さ漂う美麗なイラストでした。
タイトル通りですが、買うとは最初から決めているけど通常版かDX版かで悩んでいる方もいらっしゃるかと思いましたので、
これから買う方の参考に少しでもなれば幸いです(駄文で本当に申し訳ありません)。
(まだ、プロローグしかプレイしていないので後日、ゲーム内容(主に最終章)などについては書きたいと思います。
ただ、プロローグですでに1,2,小説,漫画では描かれなかった部分が描かれており、すでに興奮状態です。
しかし、すぐに最終章ができるというわけではなく、ちゃんと1,2,最終章の順でやらないといけないようなので、
すでに他のメディアで1,2の話は知っているという方の中にはイライラする方もいらっしゃるかもしれません……
まぁ、今更そんなの気にする方はいないでしょうが(^_^;)
ノベルゲームという形でだけど、1,2をやった限りでは日本で生まれた物語で世界に通用する最高傑作の一つなんじゃないかな?
と自分は信じておりますので……だから、同じ話を何度文字で見せつけられても私は平気です)
世界で100万ダウンロード、本当にすごいと思います。まるで自分のことのように嬉しいです。
(7/9追記:すいません。なるべくネタばれにならないように努めたのですが、
かなりネタばれ臭くなっているかもしれないので未プレイの方は要注意で……)
今日、外伝以外全部終わりました。
まずは一章ですが、小説版をベースに少しだけ加筆修正を加えたものとなっていました。
なので、小説版、漫画版どちらも未読の方はまず蒔絵素子の存在に「誰?」と疑問に思うことかと思います。
また、優花も話に出てくるので原作の1と所々違っています。
(おそらく、2章に入りやすいようにする+αのためと思われます)
そして、一章が終わった後に蒔絵視点でのエピローグが見れたのですが、
セツミの母親の一言に、本当ありふれた一言なのに、目頭が熱くなりました。
また、優が浜辺で撮ったセツミの写真の最終的な行方もわかります。大変良いエピローグでした。
唯一の不満点が、優の声のトーンが、文章から感じるものと合っているときと合っていないときの差が激しかったことです。
原作、小説版、特に漫画版をお読みの方は所々で違和感を感じるかと思います。
自分の病のために、常にどこか気だるそうで諦めみたいなものを含んだ感じはいいのですが、
セツミと話すときだけは無理に明るい調子で喋る感じがもう少し欲しかったです。
あと、最後のセツミとのやりとりももっと感情的に台詞を言って欲しかったです。
正直、セツミだけ頑張って馬鹿を見てしまっている感がありました……。
……いや、本当はと言うと、声色そのものが優に合っていない感じがしました。
それに、私も「病のために〜」とか言ってしまいましたが、
実際は優が自分が病気であるとわかる前から気だるそうな感じでしたので、
単純にこの声優さんは人物の心情や性格を読み取るのが下手なだけなのかもしれません……。
自分的には、最終章の博史の声なんてまさに優にピッタリだと思ったのですが。
(気になった方はボイスの音量を0、或いは主人公だけナシにしておくといいかもしれません。
元々初期の1はボイスがなかったわけですし、中身で完全に勝負している作品なので)
次に、最終章ですが……不安もなんのその、実に素晴らしかったです。
side2ndからだいぶ経った後に追加したエピソードとは思えないくらい良く練られていたと私は思いました。
蒔絵素子さんの父親・博史は幼い頃に、博史は自分家の家業である老人ホーム(当時はまだ珍しいらしい)を手伝っており、
普段から人手が足らないので手伝いの為に学校を休むこともしばしば。そして、中学で一回留年。
そこからすべてが始まります。
「7F」、そして「ルール」の起源は、博史と日下陽子の出会いにありました。
最初自分は、「まぁ面白くなくても起源がわかればいいか」程度の期待しかしていませんでしたが……
すいません、起源に至るまでの過程も素晴らしかったです。
最初は、博史と陽子の関わり合いを描いていて今までとは違い普通に明るい感じがしたり、
また、陽子の甘ったるい感じの声色のせいで「あれ?ナルキっぽくないな……」と思ってしまいましたが、
それはすべて後半とのギャップを持たせるためにあった気がします。
自分はボイスの音量は後半辺りまでゼロにしてました。
陽子のボイスが余りにも慣れず邪魔にしか感じなかったので……ただ、シリアスな辺りでボイスを復活させてみると、
ええ、さすがは声優さんと言ったところ。その後は違和感なんか感じませんでした。
(というかナルキッソスの声優さんは、状況に応じての切り替えがウマすぎる方が多い(特に姫子さんとか)と思うのは私だけでしょうか……?)
最終章をプレイした後のエピローグは、1での、その後の優に焦点を当てた話でした。
内容としては、原作side2ndで1,2をやった後に見れたエピローグ+更にその後、
優と優花が再び会います。優花が優に会いにきた理由それは……
最後に、2章。
「え?なんで最後に2章?」と思われる方もいるかもしれません。もちろん自分でも変だとは分かっています。
それでも、私は2章を最後にレビューしたかったのです。エピローグが素晴らしすぎたのです。
というか、密度がもはやエピローグのレベルではありません。
2章は原作とほぼ変わっていなかったと思います。
また、個人的にはやっぱり一番面白いエピソードだと感じました。
そして、エピローグ。セツミと姫子が教会の前で別れた直後から、姫子が息を引き取るまでの出来事を描いています。
……正直言うと、最終章ではなく、この2章のエピローグのためだけに既存ファンはこのソフトを買っても良いのではと私は思っています。
セツミに送ったワンピースの謎、姫子から千尋へのメッセージ、
そして、フリフリの服が好きな優花が普段からスーツを着るようになった理由、
会社にも勤めている優花が味わう皆勤賞までの苦難と葛藤、それをわかっていた姫子が起こしたある行動、
……最後に姫子が優花に送る「魔法の言葉」。
「親友」、彼女達の関係を表すのにこの言葉以外本当に見つからないです。
「感動」なんて言葉じゃ全然足りません。
もうナルキッソスには、本当に120点あげたいです。
セツミの母の蒔絵さんへの慰め、姫子から優花への魔法の言葉、陽子と博史の間で作られた最後のルール。
それは、1章,2章,そして最終章、これらに共通のあるメッセージ。
きっと多くの方に大事にされることと思います。
それは、ありふれた言葉だけど、きっとナルキッソスという物語だったからこそ、
私たちの心の奥に深く刻み込まれたのだと、私は思います。
(ちょっと熱くなりすぎてしまいました。褒めてばかりでうざいかと思いますが、
単純に悪い部分が何も思いつかなかったので、ただそれだけなんです。本当にすいません。
あえて言うなら、緒方さんの画風が単純に自分好みではないというどうでも良いことくらいで……(^_^;)
(自分はごとPさんの方がやっぱ合っていた気がします。まぁ本当は人物のCGはあってもなくても自分の中では変わらないんですが……
元々そういうタイプの作品でしたしね(^_^;))
BGMも雰囲気にあっていたし、前も言った通りに声優さんの演技力(優以外)もすごかったし、
正直CD買いたなるくらい単純に音楽としてすごく良いなと思った曲もありましたので……
それと、ロードも早く、システムもショートカットメニューあり、バックログも見やすくてプレイ時は快適でした。
まぁ、日頃小説で物語を味わっている方には少し違和感を感じる文章(特に最終章)かもしれませんが、すぐに慣れる程度だと思いますし、
その辺のライトノベル作家などに比べたら片岡さんは全然ウマい方だと思いますので安心してください)
こんな長文に付き合って下さった方、本当にありがとうございます。
ナルキッソスは本当に大好きな作品だったので、
こういった公の場でレビュー(まぁ予想通りただの感想みたいになってしまいましたが)できる機会をもらえて本当に嬉しかったです。
amazonには本当に感謝しています。
最後に、製作スタッフの皆さま、
何より、こんなにも素晴らしい物語を書きあげた片岡ともさんに、多大なる拍手を送りたいと思います。