以下の感想は物語に焦点を合わせたものです。
けちょんけちょんにけなすほどひどいできではなかったように思うけれど、良いところも悪いところのせいでブラスマイナスゼロになってしまった印象です。
PS版でファンから支持されていた部分、この作品の魅力となっていた設定やら物語の持つ雰囲気などが踏襲し切れておらず、変更された点も皆さんの言うとおり「改悪」といった感じです。
物語とキャラの設定や脚本、良かった台詞はいじらず、せめて新しい部分はプラスαで押しとどめておいて欲しかったというのがわたくし一個人の心情です。
あと、主人公スタン、リオン、ルーティなどメインの人々の性格が散々言われていますが、違うなあと・・・。
特に一番突っ込みいれたかったのが、スタンとリオン。
天然は天然で楽しかったですが、ルーティなどに馬鹿にされても言い返して更に返り討ちにあって喧嘩して…ってやり取りが好きだったので。
そしてリオン。なんだか「実は素直じゃないだけでいい奴なんだよ」というのを自身で感じ取る前に、前面に押し出していて「ああこういう子なのね」とあざとくわかってしまう感じがする演出のような気がしました。
そもそも、彼はたった一つの大切なもののために、自分自身を含めて友人、家族全てを切り捨て、最後まで信念を貫き通した人物、と思っていたのですが…PS2版では結果的に色々と中途半端になってしまった感じ。
リオンの優しさやら不器用さは回りに中々理解されないで、むしろ誤解されるくらいでちょうど良かったです。それでこそのラストな気がするので。
いまの技術を使えばもっと素晴らしいものに昇華できたのではと、未だに悔やまずにはいられません。
少々辛口ですが、今回のPS2版TODは私にとってセルフカバーという名を着た、TODの副産物というのが総合的な感想です。
追記・戦闘などにかんしましては、個人的に今までのシリーズをやってきたものとしては楽しくて爽快感もあり、とっつきやすかったです。