最近の裁判ゲームの中では一番完成度が高いのでは。
現実の裁判員制度に近い形(多分w)に則ってゲームが進行する。被告人や証人に質問して新たな事実を導き出したり、他の裁判員たちと証拠や証言を吟味し、議論を積み重ねて真実に近付こうとする過程が「裁判員裁判らしさ」として非常にリアリティがあると同時に、推理ゲームのシステムとしてもよく考えられている。評議の最中に新たになった事実を踏まえて別のファクターを再検討しなければならない場合もあり、漫然とプレイしていては真相究明できない緊張感がある。
それにしても、推理ゲームは色々やってきたけど、これだけ事件について「議論している」という感じがするゲームって他に無いんじゃないかと思う。事件の概要も現実にありそうなものが多いが、推理ゲームとして不自然にならない程度に適度なドラマ性を含んでいるのもバランスが良い。
ただ不満点は、裁判員裁判をリアルに再現しているため、ストーリー展開のテンポが悪い事。文章スキップの遅さがそれに拍車を掛けている。話数も4話しかなく、オール100%クリアしても特に隠しシナリオがある訳でもないので、いまいち食い足りない印象。せめてもう一話あれば…。
推理ゲームとしては完成度が高いのでお奨め。続編希望。