こちらは、国民的人気アニメ『ドラえもん』のゲーム化の権利をハドソンが持っていた時代のゲームです。
大雑把な話の流れは「タイムマシンで出かけている最中にギガゾンビの部下ツチダマにのび太くん達が
さらわれたから様々な時代を巡りながら探して助けよう」というもの。
とはいえ、ストーリーはドラえもんの動機付けに過ぎず作中でもそれほど語られない(プレイ途中で1人ずつ助ける
シーンがあるもののシステムに影響はなくセリフも無し)ので忘れて結構。
このゲームの魅力は、そのゲームシステムにあるのです。
作中のドラえもんの基本装備はもぐら手袋。
この手袋の力で穴を掘ったり埋めたりし、襲いかかる敵を生き埋めにして墓を築いてやる黒い快感を堪能しましょう。
ステージには手袋と靴が置いてあるので、それを取れば穴を一度に複数掘ったりスピードが増したりと性能が向上します。
これの面白いところは倍々に性能が上がることで、3つ取るだけでも性能が劇的に変化し、一直線に並んだ敵を一瞬で
穴に放りこみ、生き埋めにすることが出来るようになります。
が、スピードを下手に上げると操作性が悪くなりますし、穴は自他共に影響を与えるので漫然と掘っているだけでは
かえって危険。
穴に敵を埋めても数秒で復活しますし敵は無尽蔵にわいてくるので、効率よく穴を掘って相手を仕留めステージクリアの
ために必要などら焼きと鍵を回収したいところです。
敵を倒せば倒すほど点数がもらえ残機も稼げますが、やられては何にもなりませんし難易度によっては時間制限が
厳しくなるのでほどほどに…。
性能強化のことをここまで書いていましたが、ドラえもんは敵にやられると初期状態に戻ってしまいます。
とはいえ、素の状態でも仕掛けを利用したり他の強力なお助けアイテムを使ったりと救済要素は多いので心配ご無用。
コンティニューも使い放題で、難易度も好みに応じて調整できるので詰まるリスクは低く、遊びやすいゲームと言えるでしょう。
(やさしいモードは穴による自滅がないので非常に楽)
また、ネクロマンサーやボンバーマンシリーズのBGMを手がけた竹間ジュン氏の楽曲も必聴。
お馴染みなドラえもんのOP曲を戦闘BGMにアレンジしてしまう手腕には驚かされました…。
欠点は、敵の種類が複数ある割に行動パターンが似通っていて没個性なことと、ゲームオーバーにならないと
パスコードが表示されないこと。
前者に関してはそのまま難易度の低下に繋がっており、自滅のリスクが無いやさしいモードは人によっては
食い足りなく感じるかもしれません。
以下、まとめ。
ドラえもんのゲームで面白いゲームを求めている方、敵を一直線に並べて一気に仕留める爽快感を味わいたい方には
文句なしにオススメ。
敵に個性を求める方や難易度がとにかく高いゲームを求める方にはイマイチなゲームと言えるでしょう。
権利関係から復刻・移植は望めない作品ですが、機会があれば是非遊んでいただきたい逸品です。