ナポレオン第一執政期、対オーストリア戦・マレンゴの戦いを中心に描く第二巻。
メラス率いるオーストリア軍の乾坤一擲の攻勢に、壊走寸前まで追い詰められるフランス軍。そこに飄々と現れるドゼー。
戦場は相変わらずの熱さです。義理息子のウジェーヌもおっ勃ってますw
一方、国内ではフーシェ、タレイランらが陰謀を画策、ボナパルト家の政治闘争も発生し、さらには戦場を共にしたマッセナ、オージュローらの不満も表面化するなど不穏な空気が。
後年「最も優秀な将軍」と評した男を失ってまで得た辛勝はなんだったのか…。この陰謀の空虚さと戦場の熱さとの対比が心憎い演出でした。
「この瞬間は永遠だ」ナポレオンがドゼーにこんな言葉を送りますが、歴史を知る読者からすれば悲哀に満ちた描写であり、かつてのロベスピエールを彷彿とさせるものでした。
全体的にシリアスな巻でしたが、またしてもタヴー登場!1コマでおいしいところ全部持っていく存在感は流石の一言w
しかしまぁ、最後にジュノーにもイイことあったし良かった良かったという感じ。19世紀フランスの未来はまだまだ明るいです。