大好きな映画。けれど、繰り返してみると気になるところも多い。
一番気になるのは、ナナコはなぜフクノスケに惚れたのかということ。
会社を辞めて島へ帰ったナナコの近い距離に、たまたまいただけにしか見えない男と、どうして結婚することになったのか、それが描かれたシーンがなく、結末に向けてはイージーな感が否めない。身近な男と、なんとなくくっついて、なんとなく結婚しましたとしか見えない。
けれど、予告編にそれにかかわると思われる、本編にないはカットが使われているんですよね。浜辺で、タコ取ったあとの二人のやりとりが・・・。ここはストーリー上に伏線を張っていなかったため、唐突の感があってカットされたんでしょうか。それとも浜辺の抱擁は刺激が強すぎた?
優しいオジイを捨ててまで、サンラーとアイシテルランドへ、駆け落ちするオバアを見送ったナナコが、どう自分の恋愛観、結婚観を構築するかという問題は、この映画の重要な見所だと思うんですが、スルーされてしまい残念です。
それと、もうひとつ。中江監督は沖縄出身ではありません。京都生まれですよ。
この監督は、ヒロインの生々しい寝姿を見せるのが上手。本作でも、次作でも(笑)、色っぽい寝姿を撮っています。