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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
胸打つ「沖縄秘史」―事実は小説よりも…の鉄則,
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レビュー対象商品: ナツコ―沖縄密貿易の女王 (単行本)
戦後まもなくの「あの時代」、沖縄は今に較べて何倍も元気だった…著者のこの思いが随所に散りばめられる、 ノンフィクションの傑作。 どう元気だったのかといえば、台湾や「日本」との間で 繰り広げられる密貿易で栄えた、ということ。そして、 誰もが手を染めていた(犯罪じゃなくて、生きる糧 だった!)密貿易のなか、数年間という刹那、異彩を 放った女頭領…それがナツコだった。 「日本」にも、アメリカにも捨てられた沖縄人。捨てられ た者たちには、その者たちなりの気概と発奮があった。 麻薬には手を染めないことを信条としたナツコは、その時代 に駆け上がった。スリリング、あまりにスリル万点である。 おそらく、本作は、何年後かには映画化されるだろう。 ナツコの一生を再現する作業に、長きの年月を費やした著者 に拍手。奥野さんは、一作ごとじっくりと取材して詰める人。 こういった著者を、出版界には是非大事にしてほしいと思う。 部数はいかなくとも、確実に10年後も読みつがれるノンフィク ション。 読後には、現在失業率ワーストの沖縄よ、いっちょやったれ! との思いを強くする。これも、「本土」からの蔑んだまなざしかも 知れないとは思いつつ…。 (なお、個人的に、「日本」と米国に見捨てられた当初の沖縄で、 台湾と合同することが議論されていたことに眼をみはった!!)
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
実に面白かった。,
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レビュー対象商品: ナツコ―沖縄密貿易の女王 (単行本)
こんな戦後史もあったんだという点と それを女の人が動かしていたんだという点が 妙に面白かった。また 大日本生産党 アメリカ軍 国民党軍 中共 日共 沖縄人民党など さまざまな人たちの接点が妙に面白かった。倭寇時代もこんな感じであり また 北朝鮮では まだこんな時代が 残っているんだろうというおもいをもちました
25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
戦後沖縄を必死で生き抜いた人々の群像劇,
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レビュー対象商品: ナツコ―沖縄密貿易の女王 (単行本)
副題の「沖縄密貿易の女王」で惑わされてはいけない。マンガちっくな冒険談では全くない。戦後の沖縄復興の過程を綿密に描き出したレポートであり、 何もなくなった島で必死に生き抜いた人々の群像劇である。 また、米軍の占領がいかに場当たり的でいい加減で、 その無策ぶりに沖縄の人々がどれだけ振り回され また対抗してきたのか、ということまでわからせてくれる。 今の沖縄を知る格好の教科書といってもよいかもしれない。 アメリカや日本政府が、第2次大戦後の世界のうねりの中で コムズカシイ戦略や謀略にいそしんでいるのに比べ、 自らの才覚と行動力だけでのしあがっていくナツコの、なんとカッコイイことか! こんな女性、もう日本には出てこないかもしれないと思った。
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