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ナスカ砂の王国―地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯 (文春文庫)
 
 

ナスカ砂の王国―地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯 (文春文庫) [文庫]

楠田 枝里子
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

故国ドイツを離れて半世紀、単身南米ペルーの熱砂漠で、『ナスカの地上絵』の解明に挑み続けるマリア・ライヘ。その情熱は、何に由来するものなのか。未知の遺跡に半生を賭けた女性数学者の生涯を追って、ペルー、そして統一前夜の激動する東ドイツ・ドレスデンへ…。完成まで五年を費やした著者渾身のノンフィクション。

登録情報

  • 文庫: 268ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1993/09)
  • ISBN-10: 4167455056
  • ISBN-13: 978-4167455057
  • 発売日: 1993/09
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 ナスカの地上絵, 2007/11/17
By 
志村真幸 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
 1990年に出た単行本に、「一九九〇年一〇月−統一ドイツ」を加えたもの。
 生涯にわたってナスカの地上絵を研究しつづけたドイツ人マリア・ライヘの伝記。少女時代から晩年に至るまで、エピソードをつなげながら語られている。楠田氏自身が何度もナスカへ足を運び、ライヘとも親しくなり、色々と話を聞いている。それをもとにしての伝記だから、現実感があり、ディテールも面白かった。
 ただ、印象深かったのは、ライヘの生家や出身大学を訪ねて東ドイツに行ったときの話。共産圏の恐ろしさがどぎつく描かれている。警察国家のもと、他人を信じられないことで、こんなにも人心は荒廃してしまうのか。
 地上絵そのものについては、あまり頁が割かれていない。そちらを知りたい人は別の本をどうぞ。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 苦労話はいらない, 2006/6/30
By 
くまくま (東京都品川区) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
 ナスカの地上絵を守り続けた一人の数学者、マリア・ライへの著者の取材記。

 マリア・ライへは、ナスカの地上絵発見当初からその価値を訴え続け、現在の地位を築くのに貢献した人物。自分の衣食にも事欠きながら、地上絵の研究・保護に一生を捧げた。

 これは、彼女に影響を受けた著者の取材記。著者はマリアが如何に偉大な人物かを主張したいのだと思うが、主な内容は自分の取材の苦労談に尽きる。もっとマリアの人生の物語があったほうが良かったのでは、と思う。

 最後の方で、著者はマリアが自分の人生が幸せだったと言うのを信じられないと言う。彼女が失ったものは、得た栄光よりもずっと多いというのがその理由。しかし、ボクは彼女は本当に幸せだったと思う。普通の人物は、自分の一生を捧げたもよいと思えるものに出会えるのはまれだし、仮に出会えたとしても、生活などを考えて、その道を選択できないことも多い。この障壁を乗り越えられる人間は、幸せな人間だろう。

 もしまだ著者が彼女を偉大な人間だと考えているのならば、もう一冊書いて欲しい。今度は、マリアの物語を中心にすえて。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 二重らせん, 2006/10/19
「マリア・ライへとナスカ地上絵の出会い」と「著者とマリア・ライへの出会い」の二重らせんとして書かれ、読むべきだと思います。いきなり著者がマリア・ライへを尋ねる処から始まり、何が著者をマリア・ライへへ導いたのか、その動機・きっかけについては遂に書かれていませんので、読者は消化不良に陥ってしまいます。
ともあれ著者がマリア・ライへの故郷を探るべく、第二次大戦で焦土と化したままの東ドイツ時代のドレスデンを訪れた折りの無謀な冒険談など、余人には到底体験できない人生の断面が垣間見えて楽しめます。
一体自分は何の為に、何をするべく、この世に生まれて来たんだろう?と疑問に思った時、読むと良いかもしれません。
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