写真の美しさは言うまでもないことですが、これら一瞬を切り取るためにカメラマンがどれ程の苦難と忍耐を要したかと思うと、敬意を表せざるを得ません。2、3日アフリカをサファリするだけじゃ「なめんなよこらぁ」と恫喝されそうなほど。
そして、一瞬を捉えただけの写真が、動物たちの物語や躍動感を映像より雄弁に語ってしまうこともあるという面白さに魅せられた136ページでした。
特に目を奪われたのが、ガボンで撮られた希少種マルミミゾウの雄姿、ブラジル・パンタナール湿原のカイマンの群れ、クジラの死骸を食べるホッキョクグマ(赤と白のコントラストの残酷な美しさ!)、イワシの大群を襲うホオジロザメの群れ、ライオンとハイエナの沼地の激闘、そしてゲラダヒヒのあくび……。
あ、あと監修者の特権とばかりに最後に載せられた、岩合光昭氏撮影の雪玉を抱えた小猿に激萌え必至。立ち読みでも良いので是非ご覧ください。
とまぁ月並みな感想に終始しましたが、私も動物たちに出会うためならどこへでも行けるような気がしますよ。