ナショナルジオグラフィックはこれまで幾多の美しい自然をカメラに収めてきました。その中には砂漠や極地もあります。その際、地球上のあらゆる場所でのサバイバルに役立つ知識も蓄積してきました。本書はその集大成です。
目次に従って各chapterの充実度を★の数で評価します。
Chapter1 基礎編:心と体の備え(★★★★★)
行動原則、心理面・身体面の影響、水と食料の取り方、自然界の食べ物、応急処置という構成になっています。基礎として知っておくべき内容です。
Chapter2 基礎編:技術と道具の備え(★★★★★)
火の起こし方、シェルターの建て方、ナビゲーションの仕方、救難信号という構成になっています。状況による使い分けまで詳しく記述してあり、実際に役立つと思います。
Chapter3 温帯林、Chapter4 湿地と熱帯雨林、Chapter5 高山、Capter6 砂漠、Chapter7 極地と亜極圏(★★★〜★★★★)
上記の各Chapterは、準備(装備)、火、水、シェルター、食料、応急処置、危険、救難信号、ナビゲーションという構成になっています。Chapter4の火、水、救難信号はChapter3と重複するためありません。
Chapter8 水上(★★★★)は、準備(装備)、ナビゲーション、水、危険、応急処置、救難信号という構成です。Chapter3からChapter8は各環境の特徴に対応するための具体的な分かりやすい記述になっています。
Chapter9 自宅(★★★)
自宅で災害に備えなければならない時の注意が記述してあります。水や食料、燃料の備蓄と、警報への対処、応急処置という構成になっています。
Chapter10 自然災害(★★★)
防災、ハリケーン・台風・サイクロン、竜巻、洪水、森林火災、ブリザード、雷、地震、噴火という構成になっています。命を守るための基本的な事柄が記述してあります。
資料(★★★★)
持ち物チェックリスト、心肺蘇生法(図が無いのが残念)、23の症状に対する応急処置、ロープの結び方(3通りしかない)、手旗信号、食用植物という構成になっています。
全体的に構成が分かり易く、必要事項がすぐ引けるところが使いやすいと感じました。アウトドアに出かけるときは携行すると役立つと思います。