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ナショナリズムの由来 単行本 – 2007/6/29

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商品の説明

内容紹介

第61回毎日出版文化賞(人文・社会部門)受賞
あらゆる知を博捜し、15年の歳月をかけて考究した待望の巨編2000枚、ついに成る!
資本主義、ファシズム、イスラーム、キリスト教……民族、国家、近代、帝国……
人類最後の難問 ナショナリズムを解く!

大澤社会学の記念碑的達成!
ナショナリズムは近代社会に固有な現象である。……だが、近代を探究する者、近代を知る者にとって、ナショナリズムは躓きの石である。――<本書「あとがき」より>

さらに、考えてみれば、資本主義とは過剰なゴミを生産するシステムである、と言えなくもない。ある社会システムが資本主義であるかどうかを判定するには、製品が、その使用価値を失う前に廃棄されているかどうかを見ればよい。資本主義は、人々に、製品がまだ十分に使用に耐える内に、その製品を捨て去り、新たな製品へと置き換えることを要求する。だから、ゴミは、資本主義の陰画であり、双子の随伴物である。ゴミが芸術となるとき、実は、資本主義が、死んだ、停止した様態において展示されているのである。ところで、ナショナリズムの現在が、芸術の現在と同じダイナミズムに規定されているのだとすれば、われわれが探究すべき鍵は、やはり、資本主義にあるはずだ。――<本書「予告編」より>

内容(「BOOK」データベースより)

あらゆる知を博捜し、15年の歳月をかけて考究した待望の巨編2000枚、ついに成る!資本主義、ファシズム、イスラーム、キリスト教…民族、国家、近代、帝国…人類最後の難問ナショナリズムを解く。

登録情報

  • 単行本: 888ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/6/29)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062139979
  • ISBN-13: 978-4062139977
  • 発売日: 2007/6/29
  • 商品パッケージの寸法: 22.4 x 16 x 6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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40 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 人文社会ルプザレジオン 投稿日 2008/1/8
形式: 単行本
 主に著者がここ数年達成した仕事をまとめようとしたものであろう。だがそれらは
 既刊の著書で十分確認できるもの。この長さである必然性はまったくないと思われ
 る。
 文学作品へのアプローチや理論的考察もすでに読むことができるのであるし。
 参考にされる文献も「ナショナリズムの名著」などで扱ったものと特に変わりはない。
 「帝国的ナショナリズム」を読めばそれで十分だと思われる。
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113 人中、89人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 daepodong VINE メンバー 投稿日 2007/7/30
形式: 単行本
 筆者はどちらかというと大澤社会学に対してはシンパである。その筆者が構想・執筆十五年の力作にケチをつけるのもどうかと思うのだが、本書には大澤の美点よりも欠点がより現れているように思われる。

 まず評価できるポイントを書いておこう。やや難解な箇所はあるけれども、ほぼ一読して理解可能なように書いてあり、長大な章に二つのまとめを置くなど、読者に配慮されて書かれている。

 逆に短所として目に付くのは論理における逆説の多用である。もともと大澤は弁証法に対する強い嗜好を持っているように思われるが、本書には「メビウスの輪」という表現が多数登場することからも言える通り、極端に弁証法的な反語のレトリックが多用されすぎている。

 また、本書は知識社会学としての側面を持っているが、引用されている本がたとえば雑誌の「現代思想」に取りあげられている、左翼系の人物にほぼ限定されている嫌いがある。ナショナリスト陣営に属する人物としては、ルナン、フィヒテという定番の他は、見沢知廉くらいしかいない。ナショナリズムを考察するには視点が偏り過ぎてはいないだろうか。

 内容に関しては、前半の、資本主義とナショナリズムの関連を示した部分も、結論には賛成できるものの、その論理は、前者と後者が論理的に同様の構造を持っているから強い関連がある
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51 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 匿名氏 投稿日 2008/3/16
形式: 単行本 Amazonで購入
大澤氏が一級の知性の持ち主であることはわかるが、方法論がどこか根本的にズレている気がする。レトリカルに装飾された「理論」を都合のいい事実だけを引き合いに出して滔々と語る手つきは、ある意味では鮮やかであるが、全体は単なる解釈学に過ぎない。これでは、ナショナリズムという現象を説明していることにはならないだろう。
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41 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 サムスペイド009 投稿日 2007/10/3
形式: 単行本
力作だが、議論が既視感だらけで、オリジナルな議論に踏みこむだけの力が著者にはない。あるのは、だらだらと引用、おしゃべりする力だけである。これでは今まで読んだ他人の論文を自分でまとめた方がはるかに良いものが書ける。大澤もついに落ちるところまで落ちたというか、彼は最初からたいしたことはなかったが、本書のような大著をものすると、弱点が非常に目立ってくる。無責任な議論、非倫理的な議論、不誠実な議論が人間の痛みの水準に降りて、事態を議論するという視点をもちえない。かといって抽象的でもない議論が中途半端で隔靴掻痒。
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