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ナショナリズム―名著でたどる日本思想入門 (ちくま新書)
 
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ナショナリズム―名著でたどる日本思想入門 (ちくま新書) [新書]

浅羽 通明
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

近代国家日本は、いつ何のために、創られたのか。「新しい歴史教科書をつくる会」、自衛隊の海外派兵、テポドンや国際テロの脅威…。否応もなくナショナリズムを自覚せざるをえない時代状況の中にある我々が、もっとも根源的なところから問題を捉えなおすために、日本ナショナリズムの起源と諸相を十冊のテキストを手がかりとして網羅。「思想史」をいまここで使える道具箱へと変貌させる野心作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

浅羽 通明
1959年神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業。みえない大学本舗主宰。早稲田大学・法政大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 301ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2004/05)
  • ISBN-10: 4480061738
  • ISBN-13: 978-4480061737
  • 発売日: 2004/05
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 246,072位 (本のベストセラーを見る)
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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
ナショナリズムの名著を紹介するという試みじたいは、新しいものではない。
しかし本書には、狙いの正しさがある。
これまでの論壇は、
「ナショナリズムの欠乏を憂えるいわゆる右からの激と、ナショナリズムの過剰に怯えるいわゆる左からの警告ばかり」(本書285頁)
という状態であった。

本書の試みは、読者がナショナリズム思想を読んでゆくための道具箱をつくることにある。
なぜこのような道具箱が必要となるのか。

それは、ナショナリズムの言説は、たとえその内容がナショナリズムを否定するものであったとしても、行為としてはナショナリスティックなものとなってしまうからである。たとえば「日本は右傾化してはならない」という主張は、主語が日本となっている時点で、どうしようもなくナショナリスティックな主張なのである。

ふつう、対立する意見があった場合、良心的な読者ならば双方の意見を聴こうとするだろう。
ナショナリズム思想の場合、コレが危険なのである。
右であれ、左であれ、どちらも、結果的にはナショナリズムを煽ってしまうような言説なのだ。
これは、下手にはまってしまったら、ぬけられなくなるだろう。

うわさでは、ナショナリズムには<癒し>効果もあるそうだ。

本書は、読者がナショナリズム思想に溺れてしまわないために、有益な書物である。
まじめな、良い本である。親切な印象も受けた。
狙いが正しく、「名著」の選択が妥当で、各書の解説・批判も明快でおもしろかった。
五つ星を進呈するゆえんである。

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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 如是我聞 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
小林よしのりとの共著もある思想家の作品。
冒頭小林よしのりの遍歴を概説し、ナショナリズム関係人物座標図では、反体制伝統土着型に小林を位置させる(体制伝統土着型が吉川英治、反体制近代理念型が丸山真男、体制近代理念型が後期徳富蘇峰)。
10冊の書物を検討しているが、その中には普通読書人は読まないような、日本の唱歌、日本風景論、日本人論も含まれていて、勉強になった。
この本の特徴は頭の堅い学者なら絶対とりあげないような人々(書物)を挙げていることにつきるだろう。いわゆる反ナショナリズムの立場の人でも、世の中は左であれ右であれ、一部のエリートが引っ張っていくと考えがちである。それに対し、著者は司馬遼太郎が描くようなプロジェクトXの人々すら考察の対象に挙げているのである。
さてこの本は筑摩書房刊「現代日本思想体系」35巻をもとしたという。そのシリーズには他にも「超国家主義」「民主主義」「権力の思想」などがあるという。続編が楽しみである。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
面白かった 2006/9/19
By 小僧 VINE™ メンバー
形式:新書
ゼミで小熊英二の『民主と愛国』を読む前になにかしら基礎知識を仕入れておこうと思って読んだ本の一つ。日本ナショナリズムの歴史が概観できる。

ナショナリズムは、「ロジカルな書物によって頭脳から教え込まれる以外にも、歴史物語などの大衆小説や映画、小学唱歌、各種スポーツ、軍隊の訓練や戦場で培われた強固な同胞(共犯者)意識などなどを用いて、情感や身体から滲みこんでゆく」(P23)と言う指摘はもっともである。その上で、小熊が70年代以降の大衆ナショナリズムの時代の分析に当たって江藤淳しか取り上げていない点を批判し、大衆小説家である司馬遼太郎に着眼、分析していく。

しかし疑問に思う点も一つ。戦後初期のナショナリズムを、「民族独立行動隊」のナショナリズムだけで括れるのだろうか。吉田裕『日本人の戦争観』(岩波)によると、50年代にはすでに「戦記もの」のブームが到来している。このような平和主義の枠からはみ出すような戦争観は、ナショナリズムと言う視点からはどのように評価できるのだろうか。その点、左翼のナショナリズムの分析だけでは不十分ではないかと感じられた。
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投稿日: 2008/1/15 投稿者: あじあちっく
男一匹ガキ大将のナショナリズムがよい
浅羽道明の功績を語る上で小林よしのりを言論の世界へとナビゲートしたことがあげられると思う。小林よしのりを意識した記述が所々あり、著者なりに小林よしのりをつけようと... 続きを読む
投稿日: 2005/9/1 投稿者: enuyon
ブックガイドがおもしろい
気軽に手にとってみたのですがおもしろかったです。ブックガイドが充実しているし、ナショナリスムに文化や国土や郷土のなどさまざまな種類があるとは知りませんでした。小林... 続きを読む
投稿日: 2004/11/29
いい本だよ
思想は役に立つのか、それとも役に立たないのか。... 続きを読む
投稿日: 2004/10/20 投稿者: suwabe12
名著?
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あまりおもしろくない
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投稿日: 2004/6/28 投稿者: 冬の暖かな鎌倉の海岸で
アナーキズムほどは面白くない
同じ著者のアナーキズムが面白かったので早速読んでみました。確かにいろいろなタイプのパーソナリティーが取り上げられており、とりわけ本宮ひろ志や司馬遼太郎を取り扱った... 続きを読む
投稿日: 2004/6/21 投稿者: recluse
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