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ナイン (PHP文芸文庫)
 
 

ナイン (PHP文芸文庫) [文庫]

川上 健一
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

野球大好きの老若男女で結成された、9人だけの草野球チーム「ジンルイズ」。20歳の学生から81歳の老人まで、職業もラーメン屋店長、会社経営者、元プロ野球選手と様々だ。しかし彼らは勝負にこだわらない。様々な事情で過去に野球を断念しているジンルイズ・ナインにとっては、「野球を楽しむ」ことこそ第一なのだ。
ある日、ジンルイズのオーナー吉見高志(8番レフト)は、遠藤と名乗る不思議な老人と出会う。遠藤の魔法と計らいによって、ジンルイズは全日本野球選手権大会の地区予選に出場することに。一回戦、二回戦、と奇想天外な試合運びで勝ち進むジンルイズ。遠藤の魔法のおかげなのか、それとも…。
本書は『翼はいつまでも』で坪田譲治文学賞を受賞した著者が、それ以来野球を題材にした長編小説。物語の展開とともにナイン一人一人に起こり始める「小さな奇跡」を通じ、人生の応援歌として描いた大人のためのファンタスティック・ストーリー。

内容(「BOOK」データベースより)

野球大好きの男女九人が集まった草野球チーム「ジンルイズ」。二十歳から八十一歳まで、ラーメン屋店長に会社オーナー、元プロ野球選手もいる。楽しむことをテーマに野球をしてきた彼らだが、ある老人の魔法がもとで「全日本野球選手権大会」に出場することに。トーナメントの行方は?そしてナインそれぞれに起こりはじめる小さな奇跡…。スポーツ小説の第一人者が描く、大人のファンタスティック・ストーリー。

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2011/11/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4569677517
  • ISBN-13: 978-4569677514
  • 発売日: 2011/11/17
  • 商品の寸法: 15 x 9.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 96,491位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Nyanko トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
野球を題材にした作品は過去にも何作品もありますが
草野球を題材にした・・・作品となるとあまり記憶にありません。
性別、キャリア、国籍、年代、時代までも越えた9人による草野球チームのお話です。
ナインひとりひとりのストーリーが野球に絡めてとつとつとした調子で語られていきます。
ドラスティックな展開や、ドライブ感のあるストーリー展開とは違う
ゆるゆる、しみじみしたテンポがこの作品の味であるように感じました。
私は戦友のグラブを持ってグラウンドへ出かけていくセカンドのストーリーが好きでした。
こういう深さの掘り下げと、こういう種類の味付けならば
テレビ向きかもしれませんね。
野球好きにはオススメです。
スポーツ好きという方は文庫になってからでも読んでみて下さい。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
私は本を読んで泣いたことが三度しかありません。そのうちの二冊が川上健一さんの著作。結末が想像できるように書いているのは計算なのでしょうが、やっぱりかと思いつつもラスト近くで泣かされてしまいました。
名作『翼はいつまでも』と違っていたのは、第一章が退屈だったこと。チームアナウンサー山本節雄を通して語られる人物紹介は物語に入っていけるかどうかの試金石みたいに感じられたのです。
そこさえ通り過ぎれば、第二章からは作者の思うツボでした。
人が一つにまとまれるのは九人までだと聞いたことがあります。ジンルイズの面々に感情移入しながら読めたのはその証かも。
読み進めていくうちに、試合そのものよりメンバーそれぞれの人生を応援している自分に気づかされていました。チーム最年長、堀田徳兵衛夫人の素敵なこと。ピッチャー宮脇志保と高校時代のチームメイトの絆に泣きそうになり、ガマン。そして気がつけば一番興味のなかった記録部長、鈴木誠の物語がキーになってくることが判ったころからウルウルし始めたのは、仕事で高校野球のスコアをつけていた若き日が蘇ったのかもわかりません。
ジーン・スミスのくだりが書き込み不足かなぁとも感じました。とにかく欠点のたくさんある小説です。印刷ミスも三カ所見つけてしまいました。 それでも、泣かされたのです。だから、この本は私にとってはすばらしい一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
9人の老若男女が「ジンルイズ」というチームを組んで草野球チームとして試合をする話です。試合の話というよりは9人の人生劇場という感じだろうか。元プロ野球選手だったり、戦時中に亡くなった人の思いを込めて入団してきたりと9人それぞれが過去にいろいろな思いなり負い目を持っているんだろうが、「ジンルイズ」で野球をすることで、それぞれが楽しんでいるということなんだろう。このチームは勝つことよりも楽しいと思えるプレーをすることを重要視するので、送りバントや四球を選ぶことをしなく、思い思いのプレーをしていると言った感じである。そのため、エラーも多く、6番以下はあまり機能していないような感じであっても、クリーンナップは強烈なので、12-13見たいな大味な試合になってしまうね。それぞれのナインが奇跡を起こそうとしているんだね。

感想としては、仲間同士なりライバル同士のしのぎ合いだったり、ストイックな練習みたいな描写が好きなので、スポーツものとしては結構退屈だと感じだ。9人の人生の中で共感できるものがあればいいかなと思った。9人の人生劇場という感じだろうか。
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