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最も参考になったカスタマーレビュー
42 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
傑作!!,
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レビュー対象商品: ナイロビの蜂 [DVD] (DVD)
レイチェル・ワイズ演じるテッサは、身重の体でアフリカの貧しき人々の間に分け入り、自分の情熱を全開させる。女性の柔らかみと強さを内包した、現代のジャンヌ・ダルクという感じの闘うヒロイン。全身で演じて、オスカー助演賞受賞は納得です。特に、自分の子が死産だったのにも悲観に暮れずに、他人の子へ愛情を注ぐシーンには感動。いつも一途なレイフ・ファインズも哀しげな表情がよかった。真相を探るにつれて、その事の大きさに自分だけでは手に負えない現実がのしかかってくる。それでも最後まで妻の足跡を辿り、非力ながら自分にできるだけのことをしようとする。 アフリカの雄大な自然と悲惨な現実を、ときに歪み、ときにブレるザラリとした質感の映像で不安な現状を切り取る。バックに流れる音楽もアフリカのリズムだったり、静かなメロディだったり、巧みに映像の情感を盛り上げる。 前半のゆっくりとしたテンポから一転、後半のたたみ掛けるような展開も見事でした。 ドキュメンタリーのようでもあり、精神的な高みを目指す気高い映像詩のようでもある。サスペンス映画であり、社会派映画の側面もある。そしてもちろんラブ・ストーリーでもあります。陰謀を暴くために闘った男と女との愛の絆を切々を感じさせるものになっています。「僕の家は君だ」という主人公の想いも胸に響く...。 ところで、本作の原題は、「The Constant Gardener」です。constantには、「一定の、絶え間ない」という意味のほかに「不変の」「誠実な」「不屈の」といった意味があり、意味深なタイトルなんですが、邦題もテッサの『蜂の一刺し』と、本作で登場する製薬会社のスリー・ビーズを連想させる、いい邦題だと思います。
33 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
記憶に残る、上質なミステリ,
By セノーテ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ナイロビの蜂 [DVD] (DVD)
上映時のテレビなどのCMを見ると、まるで恋愛ドラマのように宣伝していた。しかし間違い。 原作はジョン・ル・カレ。冒険・ミステリの作家である。 講演会で知り合った二人。庭いじりが趣味の外交官と、女性活動家のあいだに恋が芽生え、結婚した。2人は赴任先のナイロビに渡るが、妻が襲撃され、惨殺される。 愛した妻の謎の死から、夫は妻の行動を辿っていく。なぜ妻は死ななければならなかったのか。男性の影がある。浮気をしていたのか。陰謀があるのか。 真実を知らなければならないという強烈な思いで夫は行動する。そして、妻の死の背景にある壮大な陰謀を調査していくうちに、自分がいかに妻を愛し、妻が自分をどれほど愛していたかを知る。 ナイロビという生活に厳しい土地が露わになる。本物のスラムで撮影されたシーンの手持ちカメラが、アフリカの土埃や風まで運んでくるようだ。 妻の真実を追う夫の目線で、観る者をぐいぐいと引っぱってゆく。 妻・テッサ役のレイチェル・ワイズがとても魅力的。アカデミー賞助演女優賞とゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞したのも納得。妊婦姿の入浴シーンがあるけれど、ワイズは当時本当に妊娠していたので、あのお腹のふくらみは本物。 物語の核となるミステリと、夫婦の愛、それに加えてアフリカの厳しい現状なども訴えてくる。 骨太で考えさせられる、少し不思議なインプレッションが残る映画だった。 音楽も印象的。永く忘れないだろう。 久しぶりに上質なミステリを観た。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
先進国の悪知恵,
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レビュー対象商品: ナイロビの蜂 [DVD] (DVD)
ここでテッサが突き止めた犯罪行為、これが「不正治験」という行為です。動物実験でいくら良い結果を出しても「薬」として世に出せません。クスリの安全性を確認するために最後に必ず「人体」で試さなければなりません。動物実験では見つけられなかった「人」特有の副作用が出るかもしれないからです。新薬開発の最終段階で「有意の差を持って、安全に人に効いたと言い切れる」データが必須なのです。先進国でなら、必ず患者の同意を得て行われます。そんな危険行為、不法行為を、先進国がエイズの蔓延するアフリカの地で、全く知識を持たない人々を相手に行った。命を軽んじる悲劇が、この作品で描かれています。テッサにとってはジャスティンはまさに理想の男性だったでしょう。彼女の全てを信じ、許してくれる信頼できるパートナー。またジャスティンにとっても・・・。最初も最後も、「具体的映像」なしで、「間接的映像と音」だけで、大きな悲劇が起きたことが伝えられた。言葉を失う。 いまだに見下される大陸、アフリカの哀しみが伝わってきます。 この哀しみがテッサを突き動かしたのだと思います。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 4.0
リアルなアフリカとの狭間
原題の方が宜しいかと思ってしまいます。 真実に基づく映画だと思ってしまいましたね。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: dream4ever
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