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人物造形、プロット、舞台装置など、すべてが映画向き。
全体を流れるトーンや、アフリカの風景などから
「イングリッシュ・ペイシェント」を思い浮かべました。
そしたら、あとがきによると、
なんとレイフ・ファインズが主役で映画化が決まっているのだそう。
偏執的な役をやらせればピカ一のレイフ・ファインズなので、
(「イングリッシュ・ペイシェント」でもある意味そうでした)
私の勝手キャスティングでは彼のことは思い浮かべなかったけど、
確かに彼は英国人だし、演技うまいし、
きっと上手に、心優しき紳士、ジャスティンになりきってくれるのでしょう。
そして強い意志を持って突き進む美人若妻は?
ハンサムな黒人医師はいったい誰がやってくれるのでしょう?
音楽も「イングリッシュ・ペイシェント」の
ガブリエル・ヤールのように素敵なものを期待します。
最後に小説に戻って・・・
彼の別の作品を読んでみようと思います。
アフリカを食い物にして巨大な利益をあげる製薬会社の暗部を
例によって重厚な筆で描いています。
ストーリーはじれったいほどゆっくりなのでその手の本が
お好みな人は向かないかもしれません。
あえてジャンル分けをするとル・カレはスパイ小説というカテゴリー
に入りますが実際には純文学と何ら変わりはありません。
やや、誤った結婚をしてしまった主人公の気持ちがせつせつと
描かれていて結構辛いものがあります。
最高傑作ではないけれど傑作。因みに僕の中でル・カレの作品に
ランキングをつけると
1 パーフェクトスパイ
2 リトルドラマーガール
3 スマイリー三部作
となります。
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