舞台はクール大陸南西部。だからタイタンシリーズの内の一作と言うことになりますが、『地獄の館』の恐怖点のような意志力点というシステムがあります。つまり、本作『ナイトメア・キャッスル』はホラーでもあるのです。
他のタイタン作品に登場するモンスターは、汚らしさやおぞましさと同時にどこか愛らしさのようなものも兼ね備えていますが、本作ではそういう愛着を持てる要素は全くといっていい程ありません。
イラストも不気味だし、文章の描写もホラー的悦に入っています。迂闊な行動をすればキャラクターは恐怖におののき意志力点試しをさせられますが、プレイヤーもまた恐怖を感じることとなるでしょう。そういう意味では、タイタンものでホラーに挑戦という企画は大成功といえます。
最初からクール大陸内のニューバーグ市が舞台と決められていたからでしょう。冒険の舞台ニューバーグは細部に至ってまで歴史や地理などの設定がされているようです。でもあまり印象に残りませんでした。だって、ホラーとしての色彩が強くて、怖がってばかりで街での情報や必要なアイテム集めの中で観光を楽しむ余裕なんて無かったですもん(言い訳)。
ヒーローものならば主人公は多少の無茶をしても何とか乗り切れるものですが、本作は『地獄の館』ほどではないにせよデッドエンドがかなり多いです。やはりホラーものであるということの現れでしょう。
あ、ストーリーもあまり印象に残っていません。だって、……(以下同じ言い訳)。とりあえず城の中は街よりもずっと怖いです。さすが敵の本丸。