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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
近未来のアメリカ大統領選の話,
By
レビュー対象商品: ドーン (100周年書き下ろし) (単行本)
一人の個人(individual)は複数の分人(dividual)をもつ。という発想が主題である。これ自体にSF的飛躍はなく、要するに「家族に対する自分と同僚に対する自分はそれぞれ別個の顔で接している」というような、私たちが実際に覚えるすごく普通の(だけど普段はあまり意識化されない)観念だと思う。 それを小説世界の中で、「Dividualism(分人主義)」或いは「ディビジュアル」という新造語に収斂させ、このことが「散影」という顔認識システムが普及し、それに応じて「可塑整形」の技術が向上しているSF世界の基礎付けになっている。 「ディビジュアル」というのは紐解けば結局斬新な発想ではないけれど、著者が端的に「ディビジュアル」という一語でもってそれを社会通念に転換させたことと、それがテーマとなった仮想社会をつくり上げたことに個人的には大変感心した。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
近未来的であり現代的,
By mdsn.ave-727 (東京都豊島区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ドーン (100周年書き下ろし) (単行本)
そのような印象を受けた。作品の中に出てくる『ディヴィジュアル』という考え方。 たしかに人間はそのようにTPOにあわせて変化する場合がある。 久しぶりに物語として楽しめて読めた作品だった。 全般的に多少湿っぽい重さがある。 この世の先端をゆく宇宙飛行士の悲哀を感じる。 この本にて宇宙へと旅立ちたい方はどうぞ。
17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
やっと読めた,
By シエラママ (岡山県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ドーン (100周年書き下ろし) (単行本)
前々からこの著者の作品を読んでみたいと思っていた。にもかかわらず、「日蝕」は30ページほどで挫折、「決壊」は本屋の店頭でパラパラめくってみたところで断念、この作品が、3度めの正直でやっと読めた。そういうわけで、他の作品と比べることはできないのだが、他のレビューにあるように、エンターテイメント的要素がかなりあること、最後に希望の光が見えることが、最後まで読み通せた理由だと思う。 後半の、共和民主両サイドの大統領候補が、東アフリカでの戦争についての討論をする部分では、どちらの主張にもすごく説得力が感じられ、現在の日本で、北朝鮮に対する防衛について討論されている情景にも似て、引き込まれてしまった。 また、最後に主人公明日人が、生い立ちから現在までの自分について書いた文章を推敲する部分では、思考と文章の力について考えさせられた。 現代的な問題を取り上げ、それに抵抗し個人的な癒しへと達する小説が多い中、この作品はもっと大きな観点で、人間の力を信じる方向を目指しているように感じられ、読後感が良かった。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
自信を持ってお薦めできる1冊です!
そうか、純文学なのか。近未来のアメリカが舞台のSFとして読んだが・・・。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/8 投稿者: 北のやまさん
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