レビューの評価が真っ二つなのが笑えますね!これくらいの方が作者性があるという意味でヤマシタ先生らしいかな、とも思うので面白いです。
収録作は「ドントクライ〜」と、短編「3322」の二作。
前者はテンポのいいセリフ回しが光るコメディ。
清々しいほどに下品なネタが次から次からへと繰り出され、ヒロインがひたすら流されまいと突っ込みまくるという1〜5話、「優しいのだろう、多分」から始まるまさかのラブ展開の6話と、すらっと読める良作です。バカになれない人にはややツラいノリだとは思いますが。
短編「3322」はうって変わってシリアスなお話。「自分のどんな気持ちにも名前をつけることができない」ヒロインが、「わたしは」の連呼で繋がるモノローグから感情が爆発する過程が素晴らしい。
ちゃんと少女マンガしてます。
最近「このマンガが〜」で取り上げられて、なんか評価されすぎみたいな声もありますが、あの手の本に振り回されるのが一番みっともない読み方だと思います。
この一冊だけ見れば作者の両極端な面が読めるとても良い内容です。