内容紹介
日本で唯一、リーマンショックを8ヵ月も前にピタリと予測した藤井厳喜、注目の最新刊。
著者は「大恐慌など怖くない」と日本経済、日本国の潜在的底力を見直すように提言している。
「ビジネスマンや就活生にお薦め」と題しているだけあって、まるで名教師による学校の授業のように、とてもわかりやすいのが特徴だ。
この時期、恐慌本はたくさん出版されているが、世界経済危機の全体像と日本の未来をこれほど平易に解説している本は見当たらない。
難しい経済用語は各ページにていねいな註釈が付けられ、誰でもわかる表現で「本当の大恐慌は来ない」、「資本主義は終わらない」、「アメリカ中心の世界経済は崩壊したが、実は日本は圧倒的優位な立場に立っている」、など独自の視点で鋭く分析。
まさに若いビジネスマンや就職間近の学生必読の「日本及び世界経済入門の書」といえるだろう。
また2大特典として、巻頭にカラーチャート「世界大恐慌のからくり」が折り込まれ、巻末には今売れている恐慌本19冊の徹底検証コーナーを別冊付録ふうに設けている。
この2大付録を読むだけでも「定価1700円+税」の元は取れる。それほど押さえるべきポイントが凝縮している。
表現は悪いが、巻末付録は「19冊に及ぶ他の注目本をただ読みできるようなもの」ともいえるのだ。
あくまでダイジェストではなく著者・藤井の解説・分析がメインだが、さらに突っ込みたければ、その本を買えばよい。
そういう他の本までも読む気にさせる広告的要素がこのコーナーにはある。
ベストセラー作家として大活躍中の佐藤優氏も、「本書を読むと、何かやらなくてはならないと血が騒いでくる!」と推薦文を寄せているだけあって、全344ページの中に1行たりとも無駄のない世界経済、日本経済における持っておくべき知識、論点、方向性がすし詰めになっている。
にもかかわらず、各章ごとに要点が表組みされたり、川柳的なコラムが随所に登場するなど雑誌感覚で各ページがレイアウトされているので、読み続けていても疲れないし、飽きが来ない。
大学や専門学校における授業にうってつけの教材にもなるだろう。
◎本書の構成
巻頭カラー綴じ込み付録 「世界大恐慌」のからくり
プロローグ 恐慌?恐るるに足らず
第一章 またも起きたか、アメリカ発大恐慌
第二章 証券化に見る"高度金融技術"のまやかし
第三章 資本主義と恐慌発生のしくみ
第四章 アメリカ一極支配から多極化の流れ
第五章 日本が世界を救う-日本の資源・エネルギー戦略
第六章 自由放任の第二の終焉と日本の食糧戦略
<スペシャル対談>松本和彦(カリスマ・フードコンサルタント)&藤井厳喜
第七章 生活防衛のための知恵あれこれ
レビュー
佐藤優(本文内推薦文)予見される未来において資本主義は継続するというリアリズムを筆者も藤井氏と共有する。
その制約条件下で、日本人は、自らの底力を過小評価せずに国家再生に向けた努力をただちに始めなければならない。
本書を読むと「何かやらなくてはならない」と血が騒いでくる。