この手の本にない雰囲気で始まり、全てが普通の経済本とはかけ離れた今までに見た事のないようなジャンルの本だった。
多くの書評感想者が絶賛している通り、稀な「外れない」本だと思う。
学生から、一般の主婦、自営業者、専門家、学校の先生、、どの立場の人がどんな目的で読んでも、即実践できるような具体的アドバイス、知恵が得られる仕掛けが本のいたるところに工夫されていて、その造り込みの入念さには驚かされる。
個人的には、この本の中で出てくる後半部分の実践編アドバイスの企画コラムや、対談ページが読み物として楽しめ印象に残った。
この著者の本は昔、読んだ事があったが、(今まではこうした語り口の顔が見えるようなものはなかったので)一番面白いと思う。
知識的なものも十二分に得られたが、心に突き刺さったのは、「近未来予測の専門家」として時代トレンドや現在の世界の状況を分析した上で、『今こそ家族主義だとか友情や絆をベースに、そうした繋がりを大事にして底力にし、危機の波にタフになれる力で備える時期だ』という一貫したメッセージだった。
こうした地に足のついた評論家や多くの学者の知識主義に偏りすぎた目線でない「生活者」に響く知恵にこそ、もっと多く学びたいと思う。
是非、続編を期待したいと思います。