公務員叩きは大衆受けするから、印税を稼ぐためにはいいネタなのだろうが,薄っぺらい批判ばかり並べて、ジャーナリストを名乗っていることにはあきれる。筆者は独立行政法人か何かの臨時職員だったらしいが、内容の薄さからしてもここまで全てを知ったように語れる自信の根拠がわからない。公務員と一括りにしているが、民間だって優秀な会社,社員から悪徳企業、仕事を仕事とも思っていない社員までピンキリ。民間・公務員で単純にくくるべきものではなく、給与や待遇は提供する労働力の価値で決まるべきものであり、そもそもの問題は報酬に見合う仕事をしない者をどうするかのはず。ただただ「公務員=全て悪」とばかりに一括りで論じ、建設的意見のない批判に程度の低さと大衆受けするネタで稼ごうとする筆者の質の低さが伺える。 いくら公務員の給料を削るといっても、限界はたかが知れており、増加を続ける莫大な社会保障費と人口減少による税収の減少の問題を解決しなければ、この国の抱えるの問題は何も解決しない。必要な公共サービスはどこまでか、社会保障についてどこまでを自分の責任とするか、そうした議論もなく、問題の本質も捉えず、こういう本を読んで他人を攻撃することが正義と思っている人間ばかりである以上,この国は変わらないのでは。