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ドロボー公務員 (ベスト新書)
 
 

ドロボー公務員 (ベスト新書) [新書]

若林 亜紀
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 740 通常配送無料 詳細
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ドロボー公務員 (ベスト新書) + 公務員の異常な世界―給料・手当・官舎・休暇 (幻冬舎新書)
合計価格: ¥ 1,517

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

●国民の平均年間報酬(内閣府調べ)
----農林水産業206万円、製造業522万円、金融・保険657万円、公務1001万円
●役所の「ご意見番」、行政委員は時給177万円
●東京都庁では働かずに給料をもらっている休職者が2,923名
●宝くじが当たらないワケ
----かけ金の半分は天下り団体に消える
●お札が飛び交う労組の選挙

内容(「BOOK」データベースより)

公務員改革が進まない。税金のムダ遣いと天下り根絶を掲げて政権をとった民主党は、いまや官僚の言いなりに堕してしまった。国民に奉仕しようなどと考える公務員は少ない。多くの公務員は自分たちの既得権を守ることしか頭にない。国家財政が破綻しそうでも、税金を上げればいいとしか考えていない。そうして、勝ち取った予算は使い切る、お手盛りの手当てをつくる、天下り先を確保する。天下りが制限されれば、「現役出向」と呼び変える。事業仕分けは、ただのパフォーマンス。だって、「廃止」の判定に効力はなく、ほとんど実現しないのだから。現代は、公務員が国民を搾取する時代である。手を打たなければ、公務員により国が滅びる時代なのである。

登録情報

  • 新書: 189ページ
  • 出版社: ベストセラーズ (2011/2/8)
  • ISBN-10: 4584123179
  • ISBN-13: 978-4584123171
  • 発売日: 2011/2/8
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
285 人中、198人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Mit33
 世間には、この本の著者も含めて「公務員」を主語として物事を語る事の非合理性に気づかず未だに「公務員は〜」と語る者が多い。

 実際には、公務員には中央官庁に勤めるキャリア官僚に自衛隊員、公立病院の医師・公立学校の教員など職種は幅広く、その数も多い。

 本書における著者の主張にしたがえば、日本における公務員の総数は917万人になるという(106頁)。

 しかし、「官公庁から支払いを受けた者」を全ていわゆる「公務員」とするのは乱暴だろう。しかも、著者は短期雇用や臨時雇用を含めれば公務員は917万人いる、人口当たりの公務員の数は多い!と主張しながら、「コア公務員」に限ったデータを持ち出して日本の公務員は高給だと非難している。

 このような自身の都合の良いようにデータを扱うテクニックは公務員バッシングをする人にとっては常套手段で、著者がしきりと持ち上げる竹原信一元阿久根市長による「民間等とは、市内民間企業、臨時市役所職員などを指します。」、「民間には農業従事者は含まない」というトンデモな前提による「阿久根市の給与の分析」などが事例として挙げられる(本書では44頁にグラフが掲載されている)。

 それらの問題を無視して、著者の主張に拠れば、一つ一つの事例は「917万分の1」になる訳だ。事例を紹介する上では、それぞれの事例がどの程度総体において当てはまるのかを明示する必要性があるが、著者はそのようなことは行わずに、平気でいくつかの例を一般化して公務員全体に当てはめてしまう。

 例えば、「雲の上の官舎」というタイトルで156頁から東京の公務員専用タワーマンションや「渋谷区の高級住宅街にある財務省官舎」の事例を紹介し、(後者について)「公僕がいちいちこのような浮世離れした超高級住宅地に格安宿舎を建てて住む必要がどこにあるのだろう。」と語っている。

 しかし、それらの「浮世離れした」官舎が公務員宿舎(著者によると、国家公務員宿舎は全国に22万戸あるという(158頁))において一般的な事例なのか、それとも少数事例なのかについては語らない(語るつもりも無いのだろう)。

 私が住んでいる自治体の官舎など昭和50年代建築の老朽化したものも多いのだが(そのような老朽化した官舎がどの程度の割合あるかについては、私は知らない)。

 このような大雑把な事実認識では、効果的な公務員制度改革についての提言など出来よう筈も無い。

 「無能な味方は敵より厄介」という言葉がある。真に公務員制度改革を望む者は無能な味方である著者をまず批判するべきだろう。
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278 人中、190人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 まず、タイトルの「ドロボー」と、帯の平均年収の額が扇情的なので、ついつい手にとってしまいます。実際、狙いはそこにあるのでしょう。公務員批判の側に立つ人も、低俗なタイトルだな、と感じる人も、ちょっと見てみようかという気になります。

 内容に関して言えば、今までなされてきたような公務員批判の「いいとこどり」で、特に目新しいものはありません。それ以上に、誇張が目立ちます。
 まず、平均年収のこと。帯を見るだけでは、一般職の公務員がみな、そのような破格の年収を貰っているようにみえてしまいます。そうではないことは、自治体のホームページを少し調べてみればわかることです。また、市役所職員の家のことをわざわざ「豪邸」と言ってみたり。言葉の使い方に悪意を感じます。読む側も、公務員ではなく、著者自身に嫌悪してしまうのではないでしょうか。
 
 批判の仕方もステレオタイプです。「民間はこれぐらい苦しいから公務員も下げるべき」という方法はとっくにガタが来ています。個人的には、「民間の給与がこれくらいだから」という理由は、「公務員の給料を下げる」という結論に結びつかないと思います。給料やボーナスをカットすれば、財政がこのように健全化するから下げるべき、という議論ならまだしも、著者の語り口からは冷静さが感じられません。このような方法は、公務員だけが安定していてそうで給料が高そうだから、引きずり下ろしてやろうというような、日本人の平等意識がおどろおどろしく現れた形にしか見えません。
 
 全体を通して、公務員を「悪」と決めつけ、それに民間を対置しています。この構図はきわめて明快ですが、ここまでくるとテレビでおなじみの感情的な品のない批判になってしまうので、説得力がありません。個人的な怨みでもあるのでしょうか?公務員にダメな人がいるのもわかりますが、民間にいないと言い切れるのですか?「搾取」など、怨みが込められていそうな言葉が並び、「建設的」とは程遠いです。
 
 私の周りでも、公務員を就職先に選ぶ人が多くいます。試験の倍率は、どの試験種も大幅に上がりました。当然、優秀な人が受かっていきます(情報開示で、筆記試験や面接の得点を細かく見れるので、コネはありません。落ちる理由を明らかにしない民間よりよほど良心的です)。彼らと話してみても、給料を目当てに勉強する人は誰もいません。
 ただ公務員を批判するだけなら、誰でもできます。むしろ今、なぜ若者が公務員を目指すのかというところにも目を向けるべきでしょう。不況だから、と一言で済む問題ではありません。その点も踏まえて「公務員改革」を主張していただかないと、議論が発展していきません。凝り固まった価値観を押し付けるだけで人は動くと思っているのでしょうか。「改革」と叫んでいるだけでは、遠い過去の「改革論者」と同じです。
 
 本書の最後に、「選挙権」のくだりがありますが、これはさすがに言い過ぎです。選挙権を剥奪云々などという口調は、その内容を読者に納得させるよりも、狂気を感じさせます。「その通りだ!公務員に選挙権なぞいらない」と思う人は相当おめでたい人です。

 そろそろ、そのような人に「無駄遣い」させることはやめにしましょう。著者自身が、「事業仕分け」を行っているなら、なおさらです。
このレビューは参考になりましたか?
97 人中、66人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yu
公務員叩きは大衆受けするから、印税を稼ぐためにはいいネタなのだろうが,薄っぺらい批判ばかり並べて、ジャーナリストを名乗っていることにはあきれる。筆者は独立行政法人か何かの臨時職員だったらしいが、内容の薄さからしてもここまで全てを知ったように語れる自信の根拠がわからない。公務員と一括りにしているが、民間だって優秀な会社,社員から悪徳企業、仕事を仕事とも思っていない社員までピンキリ。民間・公務員で単純にくくるべきものではなく、給与や待遇は提供する労働力の価値で決まるべきものであり、そもそもの問題は報酬に見合う仕事をしない者をどうするかのはず。ただただ「公務員=全て悪」とばかりに一括りで論じ、建設的意見のない批判に程度の低さと大衆受けするネタで稼ごうとする筆者の質の低さが伺える。 いくら公務員の給料を削るといっても、限界はたかが知れており、増加を続ける莫大な社会保障費と人口減少による税収の減少の問題を解決しなければ、この国の抱えるの問題は何も解決しない。必要な公共サービスはどこまでか、社会保障についてどこまでを自分の責任とするか、そうした議論もなく、問題の本質も捉えず、こういう本を読んで他人を攻撃することが正義と思っている人間ばかりである以上,この国は変わらないのでは。
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