確かに今の現状は一度破裂したバブルをバンドエイドで手当てして(応急処置)、
また膨らませているようなものかもしれない。世界中で、過っての日本のように
なんでもありの量的緩和政策がとられている。恐慌とは原点からひじょうに遠ざ
かった経済活動が原点回帰を目指さして一気に調整を進めようとする経済力学である。
その力学に反して逆戻りさせているようにしか見えないと著者は指摘する。
ドル終焉のドラマは1971年のニクソンショックに始まる。その時すでにドルを
基軸とする通貨体制は本質的な意味で終わっていたのである。プラザ合意、
ブラックマンデー、アジア通貨危機、サブプライムと現在へ続く。
世のため人のためになっていないと、結局は我が身が破滅する。どうも、それが
グローバル時代の核心的真理なのではないだろうか。著者の意見に多いに賛同する
ものです。