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ドル凋落 ―アメリカは破産するのか (宝島社新書 309)
 
 

ドル凋落 ―アメリカは破産するのか (宝島社新書 309) [新書]

三橋 貴明
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

著者について

三橋 貴明 (みつはし たかあき) プロフィール
ネットエコノミスト、作家。1994年東京都立大学(現:首都大学東京)卒業。外資系IT企業など数社に勤務ののち2005年、中小企業診断士となる。企業の財務分析に基づく提案型コンサルティングを推進するかたわら、国民経済計算、国際収支などの国家の経済指標に財務分析の手法を応用、各国の経済分析を行う。08年より三橋貴明診断士事務所を開設。執筆活動や講演のほか経営診断、IT化支援、人材育成、経営顧問サービスなどを幅広く手がける。10年の参院選には自民党公認で出馬予定。著書に『完全にヤバイ! 韓国経済』(彩図社)、『本当はヤバくない日本経済 破綻を望む面妖な人々』(幻冬舎)、『マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~』(扶桑社)など多数。

登録情報

  • 新書: 223ページ
  • 出版社: 宝島社 (2010/3/10)
  • ISBN-10: 4796675957
  • ISBN-13: 978-4796675956
  • 発売日: 2010/3/10
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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33 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:新書|Amazonが確認した購入
サブプライム以後のアメリカ経済を見える化し、数値とグラフとロジックで恐慌経済下にあるアメリカの現状を分析する。そして、アメリカドルの現状を通して日本の経済状況が分かる。最後にユーロ圏を騒がせているギリシャ問題の特殊性(共同通貨採用国の財政破綻の可能性)を分析する。

過去の世界好景気の原因は、ひたすら債務・借金・赤字を増加させてきたアメリカ国民のおかげである。年間100兆円単位で債務を増やしていた。どこからお金を借りていたか。サブプライムローンを海外に輸出していたのである。国内の赤字を売って、チャイナから安い消費財を購入していたのだ。

この仕組みが壊れた。現在は民間がひたすら債務返済するバランスシート不況である。政府のみが必死にお金を貸し出して借金をして経済を支えている。ところが、このお金をウォール街が国内に投資しない。というか借り手がいない。そこで対ドルで固定相場制で金利も高いチャイナに投資して莫大な利ざやを稼いでいる。破綻したハズの金融関係者が莫大なボーナスを手にしているのである。米国民の怒りがウォール街、オバマ大統領、チャイナに向かうのも当然と言えよう。

日本も同様なのだ。個人が消費を控え、民間は投資をしない。つまり貯蓄している。この貯蓄は銀行にとっては負債でしかない。運用先は国債しかない。ひたすら国債を買う。今こそ安い金利で国内から資金調達して日本のインフラ整備をする絶好の機会だ。この機会を逃したら、後は無い。しかし、家の借金と国の借金を同一視する国民はムダ削減を叫ぶ民主党を選んだ。その結果がこの体たらくだ。

ムダ削減はインフレ時の方策である。デフレ時にインフレの心配してどうする。
しかし、有権者が国家の赤字を支持するのは、国家存亡の戦争中ぐらいしかない。
恐慌時に独裁国家が最も発展しているように見えるのは、選挙が無いからだろう。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By avalon トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
アメリカ財政の現状と今後を分析した本です。

例によって豊富なデータに裏打ちされており、非常に説得力があります。
「はじめに」の章でバランスシートの説明がありますが、これだけでも読む価値が
あります。「誰かの資産は、誰かの負債」という概念は会計学上非常に重要です。
あなたの銀行預金は銀行から見ると借金だったんですね。確かにそうです。
国の借金とは何?アメリカ政府の借金の実態は?と本質に鋭く迫ります。

日本は資源が無いから世界中から物を輸入しないとやっていけない。
そのためには貿易黒字である必要がある。というのは日本での共通認識となっています。
確かにそうなんですが、日本の黒字は、どこかの赤字であることを理解すべきです。
アメリカのことを書いているように見えて、実際は日本のことが沢山でてきます。

最後に登場する「ドルや米国債を脅かす可能性を持つ「唯一の国」」とうのが登場
しますが、全くその通りで、ほんとにどうなるんでしょう。

お金って何?借金って何?お金の本質を考えさせられる良書です。
アメリカの財政に得に興味が無い人にもお勧め。
このレビューは参考になりましたか?
38 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:新書
一年半前の鋭い切れ味を感じた「ドル崩壊」から、今回は大人の事情が分るといった感じの落ち着いた仕上がりとなっている。

さて、一番の問題は日本国民もアメリカ国民も「ムダの削減」が好きだという事である。

何故か「政府の負債」を「自分の借金」のように感じ取ってしまう。

しかし、この二つを遮断しない限り必ず結果を過つ。

資本主義の根幹は、民間若しくは政府の負債を呼び水とする「信用創造」によりGDPが増大する。ということである。
そして、好景気の時は民間、不景気の時は政府が、まるでシーソーのように役割を交替することによってマネーは循環する。

著者の見立てでは、アメリカ経済は既に日本化している。(バランスシート不況)
民間は借金の返済に精を出しその結果マネーは行き場がなくなって国債に向かう。
そのため、アメリカの長期金利は上昇しない。
また、国民経済のために使われるべきマネーが海外に向かいウォール街を中心とする金融業界とその他に富は二極化している。
このため、オバマ大統領は大手金融機関に対する規制を提案している。

ドルは凋落しつつあるが、ドルを基軸通貨の座から引きずりおろす通貨はない。(ユーロは構造的弱点を晒しつつある)
主要通貨は「不美人競争」の局面に突入している。

さて、日本であるが重箱の隅をつつく様なことに夢中になっているが、裏を返して言えば素人があまりの巨大さを前に呆然として立ち竦んでいると言うべきであろうか。
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リーマン・ショック後のアメリカの状況がよく分かる
 三橋貴明氏の書籍はこれで2冊目ですが、今回もバランスシートを基に、数値化されたわかりやすい図表によってアメリカの財政状況がよく把握できます。... 続きを読む
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読んでしっかり考えることができるスグレモノの1冊
ドルの不安定性をしっかりとしたデータと事実に基づいて論証
している。BRICSを含めた国家の戦略とあいまってアメリカ... 続きを読む
投稿日: 2010/4/1 投稿者: 如是我聞
まさに目からうろこ!日米政府が破綻すると言っている人に読ませたい!
当初、僕は、自分のブログの中においても、独自の経済分析、予測を繰り広げており、日本国政府及び米国政府は破綻する!なんてことを書き続けていました。全くその分析には根... 続きを読む
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