中には13編の作品が収められていて、「不知火の夜」が唯一の書き下ろしで、後の12編は2003年8月~2004年7月の文學界にのったものです。
タイトルの「ドリームタイム」は帯の部分にも説明がされていて、アボリジニの言葉で有ることが解る。
その事を感じさせてくれるのは「ウタキの青い蝶」に出てくるシャーマンの話だろう。そして私自身なかなか哲学的な話だと感じた「ゾンビの写真」。
老婆の体表に現れた癌細胞に、あなたは花なのよと、ひたすら話しかける少女の話「肉の花」。思わずどきりとする「トイレの神様」。
どの話も読んでいて何かを感じないではいられない、この感じる事がドリームタイムなのかは解らない・・・・・でも何かを感じてしまう。