内容紹介
ドリトルは、初心者でもプログラミングを学びやすいように設計された教育用言語です。
プログラミング言語はコンピュータが考え出された当初から50 年以上の歴史を持ちますが、ドリトルはSmalltalk, Lisp, Logo などの優れた言語の特徴を引き継ぎながら、2000 年に筑波大学の久野靖教授と筆者によって設計されました。教育用でありながら、現在主流のオブジェクト指向という考え方を基礎にしているのが特徴です。
ドリトルの特徴を手早く知りたい方は、Activity 5 の宝物拾いゲームを、1 行ずつプログラムを入力しながら実行してみてください。オンライン版を使えば、パソコンにインストールしなくても試すことができます。このように、1 行ずつ動作を確認しながらプログラムを作っていけることが、ドリトルの大きな特徴になっています。
本書では、ドリトルで作成可能な「グラフィックス(アニメーション)」「ゲーム」「音楽演奏」「ネットワーク通信」「ロボット制御」という5 種類のプログラミングを解説しています。
著者について
兼宗 進
1963年東京生まれ。87年千葉大学工学部電子工学科卒業、89年筑波大学大学院理工学研究科修士課程修了。企業勤務ののち、 2004年筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士課程修了、博士(システムズ・マネジメント) 。2004年より一橋大学総合情報処理センター准教授を経て、2009年より大阪電気通信大学医療福祉工学科教授。
主な研究対象分野はコンピューター教育。教育用プログラミング言語「ドリトル」の開発も手がける。
久野 靖
1956年生まれ。81年東京工業大学理工学研究科情報科学専攻修士課程修了。84年同博士課程単位取得退学。同年同大学理学部情報科学科助手。89年筑波大学講師。助教授を経て、2000年より筑波大学大学院ビジネス科学研究科教授。理学博士(東京工業大学)。
主な研究分野はプログラミング言語、ユーザインタフェース、情報教育。著書に「言語プロセッサ」「UNIXの基礎概念」「入門JavaScript」などがある。