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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ドリアンよりヘンリー卿,
レビュー対象商品: ドリアン・グレイの肖像 (新潮文庫) (文庫)
随所に箴言のような深い洞察力に基づいたヘンリー卿の言葉が表れるのですがそのどれもが極めて興味深く、一度読んだら忘れられません。煙草と葉巻に関する見解を述べたりするのですが、お陰で自分までその世界に少しはまってしまいました。恐るべしヘンリー卿、いやオスカーワイルド!
23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
見透かされた結末、それでもドリアンが救われる道を模索してしまう,
By ゴン狐 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ドリアン・グレイの肖像 (新潮文庫) (文庫)
一体人の所業の善悪は、その人物の顔に表れるものなのだろうか。自分の身代わりとして悪事と年を重ね醜く変化する肖像画を持ってしまったばかりに、純粋無垢な心を持った美しき青年が、いとも感嘆に醜悪に堕ちていく様は先に読み進むのを躊躇した。一番の呪わしいものはドリアン・グレイか、その完璧な肖像を描きドリアンを崇拝するが故に忌まわしい願いをかけさせてしまったバジル・ホールウォードか、ドリアンに吹き込んだヘンリー卿か。一番の被害者はなどと考えながら読んでいるとその答えを出すことが、自分の中の善悪と華麗で美しいものたちへの偏見に満ちた感情を目のあたりにされそうで怖い。 最初の1ページから、装飾おびただしい描写に少々辟易した。ドリアンが没頭するイギリスや古今東西(日本のものもあり)美術・芸術・人物に対する執着を延々と描写しているのには、あんまり理解できないこともあり、飽きてしまったがこの作品の背景に必要だと最後には納得。ほとんど会話だけで占められ、人物描写が極端に少ない場面でも不思議と登場人物たちは無表情に陥らない。ヘンリー卿が自分で言うような逆説に満ちた解釈を聴くドリアンの、風に揺れる金髪とひそめた眉が浮かんでくように、文章に色彩が感じられて華やかな反面、凄惨な場面では血の色が生々しい。 冒頭の書き出しにげんなりして飛ばし読みを始めた私の行動と感情を、初版発行の昭和37年解説者佐伯彰一氏に、見事に言い当てられ、実にありきたりな読者である自分に赤面。バジル・ホールウォード氏の「画家の序文」、『すべて芸術はまったく無用である』と述べたオスカー・ワイルド自身の「序文」、「解説」が、本文に負けず興味深い。
42 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
怪奇な小説,
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レビュー対象商品: ドリアン・グレイの肖像 (新潮文庫) (文庫)
美しい青年ドリアン・グレイは画家バジルに肖像画を描いてもらう。肖像画はきれいなまま固定されるが、自分は老いて醜くなっていく・・・そのことを 悟ったドリアンは、絵のほうが変化して自分は変わらずにいられたら!と 願う。 それが叶ってしまう。バジルの友ヘンリー卿の快楽主義などに感化され、 恋人を捨て、人を殺し・・・堕落していくドリアン。しかしその罪は、全て
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